No.6868は徳島製粉、金ちゃん徳島らーめんカップ。ここ二年半ほど徳島製粉の製品にご無沙汰だったので探していたら、近所のスーパーで売られていた今回の品に遭遇して購入。丁度十年ぶり(前回はNo.4563)の試食である。
▲十年前の徳島らーめん(2011年3月試食)
フタの材質が今回の品とは違う
しっかし外観を見る限り十年前と殆ど変わっていないなあ。調理例写真も同じものを使い続けているようだし、栄養成分の値も同一(昔のナトリウム量を食塩相当量に換算すると一致した)。徳島県マスコットのすだちくんが描かれているのが最大の相違点かな。
シュリンク包装を解くと大きな変化が!十年前はフタが樹脂シートの成型品だったのが現在は紙製に変わっていた!一方スープ等小袋の外観は同じ。
食べてみて、十年前の記憶とほぼ一致する。今回の試食動画を作った後でNo.4563の試食記を読み返したら「生卵を落として食べたい」なんてところまで同じ感想だったので笑ってしまったよ。
麺やスープの造りは昭和とまでは言わないが、20世紀を感じさせる古風でかつ人懐っこいもの。あまり高級感とかは無いものの、食べると気持ちが落ち着くような包容力がある。
麺は細めで気泡感があり、表面はやや荒れている。適度な硬さがあり頼りなさは感じないが、歯応えはちょっと鈍め。香りを含めて古き佳き時代のカップ麺を彷彿させる。スープとの相性も良くあまり不足感は無い。
スープは濁り感がある醤油味で、甘めで白胡椒の刺激がある。液体スープの滑らかさと粉末スープの力強さが両立している。あまり脂っこくはなく、若干の乾燥臭さや雑味も感じるが、複雑で飽きがこない味である。
チップ状の豚肉は薄いが、濃い味付けがされていて有難味がある。ネギとメンマも大きくてそれぞれ確かな歯応えと存在感がある。
十年前に食べた時とソックリ同じ印象だったし、実は約二十年前(2000年、NO.1683)にも食べているが似たようなものだった。だから十年後の2031年に食べてもきっと「変わってないね」と言うだろう、確かな安心感と信頼感を持つ製品だ。これは良くも悪くも大きくは変化しない、徳島製粉という会社のキャラクターがそうさせるのだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 904760 013071 |
会社名 | 徳島製粉 |
製品名 | 金ちゃん徳島らーめんカップ |
謳い文句 | こくしょうゆ味 何回食べてもうまいんじょ エライヤッチャエライヤッチャ食べなきゃ損々 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net102/麺72g |
熱量 | 466kcal (1951kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+4.0g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(味付豚肉・味付メンマ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めで気泡感があり表面はやや粗い、適度に硬く頼りなさは無いが歯応えは少し鈍め |
汁・ソース | 濁り感がある甘めの醤油味、白胡椒の刺激、滑らかで力強い、脂っぽくなく複雑な味 |
具・その他 | チップ状の豚肉は味が濃く効果的、メンマとネギも大きく存在感大、変わらぬ関心感 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/03/07 |
賞味期限 | 2021/06/23 |
入手方法 | 2021/01/04 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |