No.6824は日清食品、日清のどん兵衛 鴨だしそば。前回のマルちゃんに続く、宿命のライバル対決である。マルちゃんは2013年の登場だったがどん兵衛は不明。ただウチの試食履歴には2009年のNo.4092で食べたことになっており、結構古くからある様子。この時の記録を見ると買ったのは会社の売店とあり、ああ自分にもサラリーマンをやっていた頃があったんだなあ、とちょっぴり感慨にふけてしまったよ。
▲どちらも似たような色使い
一般的に鴨=茶色、という認識が強いのだろうか?カップやフタが茶色基調なのはマルちゃんとも一致しており、よく似た印象。一般の人が店舗で見掛けても、どちらがどちらか瞬時に見分けるのは難しいだろうと思う。
食べてみて、マルちゃんの鴨だしと比べるとキレがいいというかリアリティ重視の品造り。なんだけど、所詮は売値100円少々の製品なのでまるで生の麺やつゆっぽくなる訳でもなし、適当なところで見切っている。その見切りの閾値がマルちゃんの方が低い代わりにうまく丸めてあるように感じられた。対してどん兵衛は真面目というかエンターテイメントになり切れていないように思えた。って、まあそんな大袈裟なものでもないんだけど。
麺は細い角断面で表面は滑らか。サラサラした柳のような優しい口当たりで個性的ではあるが、ちょっと頼りない。マルちゃんが「カップそば」を極めようとするのに対し、どん兵衛は生の麺を少し意識したというか未練があるように感じたな。
なおお湯を入れる前の麺には中央に凹みがあり、生卵を入れる場合にポジションを安定化させる効果があるらしい(未使用)。
スープは液体なので滑らかかつ繊細。だが塩分が結構強い反面、鴨脂の匂いは癖が弱く控えめで、普通のそばつゆに近い。この点でマルちゃんはわざとらしいイミテーション鴨っぽさを強調していたので対照的。全体的に強い味なのでスープを全部飲むのは躊躇する。
鶏肉団子は小さめのものが二個。脆くて口の中にいれると崩れそう。この部分はマルちゃんの勝ち。ネギは多くて香りも積極的であり効果的。
どうしてもマルちゃんとの比較をしたくなってしまうし、私はマルちゃんの方が安いなりのまとまりがあると感じて★0.5点だけ高い評価をしたのだが、まあこの辺は好みの問題だと思うし逆の人がいても不思議ではない。どちらも税抜98円で買ったものであり、その価格に見合う以上の満足を得られている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 902105 040843 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清のどん兵衛 鴨だしそば |
謳い文句 | 月見ポケットで簡単!おいしい月見そば |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net105/麺72g |
熱量 | 411kcal (1721kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.4+4.9g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(ねぎ・大豆たん白質加工品・揚げ玉) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面で表面は滑らか、柳のようにサラサラした優しい舌触りだが少し頼りない |
汁・ソース | 強い味で全部飲むのは躊躇する、鴨脂の匂いはマルちゃんより弱い、辛い刺激はない |
具・その他 | 鶏肉団子二個は口に含むと崩れそう、葱は香りが効果的、マルちゃんとは性格が違う |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/12/03 |
賞味期限 | 2021/04/08 |
入手方法 | 2020/11/21 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 106 JPY |