No.6772はラトビアのRimi Baltic、Virtuosso Chicken Flavour。バルト三国の小売チェーンRimi Balticにおけるプライベートブランド品。少し前に姉妹品をNo.6752(BBQ)と6762(Beef)で紹介しており、リトアニアにあるKauno Grudai社の即席麺と造りがソックリ、でも麺の量は少ないことを報告した。
まああのへんの地域は即席麺の需要が多いようにはとても思えず(即席麺世界総需要の上位52傑にバルト三国の名は載っていない)、どこかの一企業がさまざまなブランドの製品をまとめて生産していると考えても全然不思議ではない。
食べてみて、今まで食べた姉妹品と同様に、麺が日本はもとより世界の即席麺の枠組からも外れている印象。この点で食べる人を選びそうで、日本人にはウケが悪いだろうと思う。それに対してスープは割とシッカリした味なんだけどね。
麺は太めの扁平断面で角は丸められている。うどんのように白くかん水は使われていない様子。輪郭は曖昧で歯応えは硬め。気泡感もあり硬質スポンジみたい。油っぽさがあるが香ばしさはなくむしろベトついて食感のしつこさにつながる。まあバルト三国は北緯50°台の後半にあり、結構寒い地域であることは考慮すべきであるが。
湯戻しが全然たりない即席うどん麺に近いかもしれない。ということは、丼お湯入れ方式ではなく鍋でゆでて作ったら、麺に対するネガティブな印象を払拭できる可能性もある。
スープは透明感がある淡い黄色。洋風のチキンコンソメで、塩をしっかり効かせてあって軽々しさを感じないハッキリした味だ。うま味は化学調味料的ではあるが、量は適切で嫌味は無い。辛い刺激は無いものの、眠たくなるようなスープではない。ニンジンの粒々が入っており、ちょっとだけ青臭い。パセリも入っているが香りは殆ど無い。
異端の麺としっかりしたスープとの相性があまり良くないように感じた。同時にこの麺を鍋でゆでて作ってみたらどうなるんだろう?という好奇心がムクムクと湧いてきた。
国名 | ラトビア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 752050 204292 |
会社名 | Rimi Baltic |
製品名 | Virtuosso Chicken Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ4分 |
質量 | Net50g |
熱量 | 223kcal (936kJ) |
Na | ~g(食塩相当量2.75g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 太めで白い扁平断面、輪郭は曖昧、硬質スポンジみたい、油っぽいが香ばしさは無い |
汁・ソース | 透明感がある黄色、塩分が強めに出てしっかりした味、旨味は人工的だが嫌味は無い |
具・その他 | 辛い刺激無し、人参の粒々入り、パセリは香りがしない、麺が普通の即席麺とは違う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/08/18 |
賞味期限 | 2020/07/10 |
入手方法 | 2019/12/31 Ueda駐在員様よりいただく |
税込購入価格 |