No.6659はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Gusto Pollo。チキン味で製造はウクライナ。No.6576で姉妹品のCurcuma e Zenzero (ウコンと生姜味)を紹介しており、この時は作っても食べてもとても新鮮な驚きがあった。
なにしろ鍋で沸かすお湯の量は僅か200ml、そして麺を茹でる前に粉末スープと油を小さじ一杯(1tsp)を入れる指示がある。麺を三分茹でるとほとんどスープを吸収してしまい、汁なし麺か焼そばのような状態になっている。食べるとまさに味付け麺になっているのだが、決して悪くない。だけどもこれってほぼ焼そばじゃん、とも思うのだけれど、イタリアのNestleは別途焼そばも持っている。
食べてみて、No.6576ウコンと生姜味の時とよく似た印象。麺がスープを吸い込んで味が付くのだが全然違和感は無い。液体成分はほぼ無くなっているので、見た麺は焼そばやミーゴレンのようでもあるが、味が麺の中に染み込んでいるのと麺の表面に絡んでいるのとでは結構大きな違いがあるものだ。なので焼そばとラーメンのどちらに近い味かと問われれば迷わずラーメンと答える。
麺は細めの角断面で輪郭はハッキリ。油を入れて煮込むためか表面はしっとりとした潤いを感じる。三分茹でると麺が液体をほぼ全量吸い取る状態になるが、麺の硬さはちょうどいい程度。マメにかき混ぜることで湯戻りのムラは出来なかった。麺そのものはNo.6576ウコンと生姜味と.同じもののようだ。
スープは穏やかな洋風のチキン味。醤油は入っていないみたい。僅かにニンニクの匂いがして、全体的に香ばしい。麺を茹でる際に油を入れるのだが、今回はオリーブオイルを使ったのもプラスに作用しているようだ(前回はキャノーラ油)。辛い刺激は無くNo.6576ウコンと生姜味と比べてちょっと物足りない。
この、少量のスープを麺に吸わせる即席麺はMaggiの専売特許というわけではなく、他社からも出ている(近日紹介します)。(たぶん)欧州で生まれた新しい即席麺の形態として、発展の可能性も感じられるし注視してゆきたい。将来日本に逆輸入される可能性だってあり得るのだから。
国名 | イタリア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 820048 618267 |
会社名 | Nestlé Italiana |
製品名 | Maggi Noodles Gusto Pollo(製造はウクライナ) |
謳い文句 | Nuova Ricetta Ancora Più Gustosa! |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net71g |
熱量 | 412kcal (1723kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.2g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面で輪郭は明確、油をいれて煮るので表面はハリがありしっとり感がある |
汁・ソース | 麺がスープをほぼ吸う、洋風のチキン味、僅かにニンニク臭、刺激は無いが存在感大 |
具・その他 | 刺激は無いので具を入れないと少し単調、日本にない新しい形態の即席麺として注目 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/03/28 |
賞味期限 | 2020/02/28 |
入手方法 | 2019/05/23 Catania (Italy) |
税込購入価格 | 0.79 EUR (≒97 JPY) |