No.6616は中国の四川白家食品、阿宽 火鸡面 甜辣鸡肉味干拌面。英文表記はSichuan Baijia Food、Akuan Sweet & Spicy Instant Non-fried Dry Noodleとなる。チキンラーメンのような丼お湯入れ方式で湯戻しし、その後湯切りしてからソースと絡める汁なし麺。非油炸面品と書かれているがこれはノンフライ麺のこと。
黒地のパッケージに火を吹くニワトリの絵・・・う~んこれは韓国三養食品のプルダックポックンミョンに強くインスパイアされた製品のように見受けられる。激辛ブームはなにも日本だけのことではなく、今やアジア・世界中に拡散しているのだなあ。
上に示す裏面写真では食用方法として作り方の説明がされているが、文章と絵が合っていない!絵だけを見ると①丼に麺を入れ、その上にソースの小袋二包を開けて、②85℃以上のお湯を注ぎ、③お食べ下さい、という意味だと理解できる。
しかし本品は汁なし麺なので湯切りの工程があるはずだし、ソースの小袋(一個しかない)をふりかける工程は湯切り後のはず。中国語の説明文を想像を交えながら解読すると、汁無し麺を作る上で普通のことが書いてあるように思われる。ちゅーか、絵と説明文が全然リンクしてないぞ。
たぶん汁なし麺ではない、たっぷりのスープで食べる製品で使った挿し絵をそのまま載せちゃったんだろうなあ。まあこの適当さが海外製品の面白いところでもある。
食べてみて、刺激は激辛まであと一歩といった程度。なので味や香りを嗜む余裕がある。麺は結構個性的だがソースとうまく合っているようだ。事前の予想とは裏腹に、少なくとも我慢の食べ物ではなかった。
麺は幅が8mmぐらいある(膨潤後)幅広で薄い麺。表面が平滑ではなく、シワというかエンボスのような凹凸が付いており、食べる際に舌先をコチョコチョと刺激するし、ソースの絡みも良い。外見は米粉のフォーみたいでもあるけど、香りは小麦粉でうどんのようでもある。ノンフライの幅広麺で丼お湯入れ方式、ということで湯戻りの悪さも懸念されたが、待ち時間の指示が6~8分もあるので硬い部分は見当たらなかった。
ソースは心地良い辛さ。プルダックみたいな激辛味と比べると明らかに穏やかだ(それでも辛いのが苦手な人は食べちゃダメ)。花椒の痺れも程々である。刺激が極端に強くはないためうま味や香りをきちんと認識でき、まっとうな料理として存在し得る。ねり胡麻が入っているのか、マイルドでこってりした一面もある。
具無しの素で食べても物足りなさは感じず、結構悪くない(変な表現)と思ってしまった。パッケージの雰囲気が似ていることから三養食品プルダックのパクリではないか?と思っていたが、中身は全然違う。目指すもののベクトルが異なるようだ。
国名 | 中国 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 6 926410 336581 |
会社名 | 四川白家食品 Sichuan Baijia Food |
製品名 | 阿宽 火鸡面 甜辣鸡肉味干拌面 Akuan Sweet & Spicy Instant Non-fried Dry Noodle |
謳い文句 | 非油炸面品 辣LaLa〜 |
調理方法 | 丼お湯入れ6〜8分お湯切り |
質量 | Net105/麺75g |
熱量 | 358kcal (1497kJ) |
Na | 1.134g |
付属品 | 液体ソース |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 8mm程の幅広扁平ノンフライ、表面に凹凸がある、湯戻り良好、うどんのような匂い |
汁・ソース | 辛いが激辛では無く花椒の痺れも程々、旨味や香りを味わう余裕がある、胡麻の香り |
具・その他 | 麺とソースの相性が良い、パッケージが三養プルダックに似ているが中身は結構違う |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/02/03 |
賞味期限 | 2020/01/12 |
入手方法 | 2019/07/18 Brisbane (Australia) |
税込購入価格 | 1.89 AUD (≒144 JPY) |