No.6540はポーランドのUnilever、Amino Grochówka。このシリーズは今回の品が12種類目の紹介となる（全て同じ方からの頂きもの）。Webサイトを見ると全部で30種類ぐらいあるようで、凄いバリエーションだ。

Grochówkaは英訳するとSplit pea soup、半分に割ったえんどう豆を使ったスープのことであり、ポーランドに限らず欧米全般で食される家庭の味のようなものなのだろう。製品名の下に添えられる「z boczkiem i majerankiem」はベーコンとマジョラム（ハーブの一種）入り、という意味らしい。なるほどパッケージを見ると食器の周りをこれらの材料が取り囲んでいるね。

食べてみて、麺がカップうどんを待ち時間二分で食べるようなぎこちない食感であり日本の即席麺とは違う世界ものという感じを受ける一方、スープは落ち着いた家庭料理のような安心感がありポーランドの夕食時の団欒が目に浮かんでくるようである。

麺は太い扁平断面で、待ち時間三分だとまだだいぶ硬く、五分でもまだ硬い。気泡感が強く輪郭は曖昧。ラーメンのようなかん水は使われていないようで色は白い。このため上記で表現したように赤いきつねやどん兵衛のカップうどんを、湯を注いで五分を待ち切れずに二分程度で食べ始めてしまったような感覚に陥ってしまった。説明書きには一切記載が無いが、この麺を鍋で茹でて作ったら全然違う世界があるようにも思える。

スープはベーコンの香りがほのかに漂う優しい味。よく見たら1mm角ぐらいの細かなベーコンチップが入っていた。えんどう豆をすり潰したような澱粉質のゴモゴモが結構多く混ざっていて舌触りがザラザラするし、ちょっと時間を置くとすぐに沈殿する。ハーブの香りは殆どしない。洋風のポタージュみたいな感じだが、乳臭さは無い。うま味は必要十分、辛い刺激は無い。

派手な味や香りは無く、暗く静かな部屋で家族と共に食べるのが似合いそうな製品である。

国名	ポーランド
ジャンル	袋ラーメン
EANコード	8 711200 336166
会社名	Unilever Poland
製品名	Amino Grochówka（えんどう豆スープ）
謳い文句
調理方法	丼お湯入れ3〜5分
質量	Net65g
熱量	336kcal (1412kJ)
Na	〜g（食塩相当量3.1g）
付属品	粉末スープ（ベーコン入り）
ノンフライ麺	×
汁なし麺	×
麺	太い扁平断面、気泡感が強く輪郭は曖昧、湯戻りしきれていないカップうどんみたい
汁・ソース	澱粉質のゴモゴモ感が強く舌触りもザラザラ、ベーコンの匂い、うま味は必要十分
具・その他	ハーブの香りは弱い、洋風のポタージュみたいだが乳臭さは無い、優しく穏やかな味
総合評価	★★2
試食日	2019/10/27
賞味期限	2019/07/31
入手方法	2019/08/03 Ueda特派員様よりいただく
税込購入価格