No.6523は中国の统一企业(Uni-President)、酱拌面 XO酱海鲜风味。湯切りを行う中華風焼そば。食べてから気付いたのだが、同名の製品を2015年8月にNo.5615で試食していた。基本的にこのブログを始めて(2015年5月頃)からは一度紹介したものは重複させないようにしていたのに、今回の製品を買う時点ですっかり忘れていたよ。
▲No.5615统一酱拌面XO酱海鲜风味(2015)
詳しく比較すると湯切り機構が変更されており、また「面身新昇級」と書かれており昔よりも麺が太くなっているようだ。ソースとかやくの小袋は中身はともかく外観は変わっていないみたいだな。調理例写真も箸に絡む具以外は同じっぽい。
カップ形状は新しくなっている。金ピカに光り輝き少々悪趣味ともいえるレリーフが飾られている今回のカップは、如何にもの成金主義的で見ている方が恥ずかしくなってしまう。中国とかタイあたりの仏教寺院でお釈迦様像が手にしていたら似合いそうだ。
▲No.5615のカップはは紫色でシンプル
ちなみに改善された(?)湯切り機構はフタの上部に長方形の切り込み線が二か所設けられており、ここに付属のフォークを突き刺して排出口を開けるというもの。
だが開口面積が小さいことに加えて細長い形状のためお湯の流量も少なく、なかなか湯切りが完了せず歯がゆい思いをした。なお麺や具の流出は少なく、この点では従来品に比べて優位性がある。しかし日本で一般的な二層フィルムの一部片側を剥がす方式と比べたら使い勝手も湯切りの性能も圧倒的に劣っている。
食べてみて、濃い味が付いているのだが散漫な印象で、どこへ向かおうとしているのかが不明確な味。具もソースをうまくアシストしているとは言えないな。
麺は従来よりは若干太くて(湯戻し時間は三分→四分になった)しっかり感が増したが、それでも汁なし麺をグイグイ引っ張ってゆくには心許ない。気泡感が盛大にあり軽い食感。食べていて割とすぐに飽きてくる。
ソースはいろんな「醤」というのか中華風の味噌が混ざっている感じなのだが、味は濃くて塩辛く、あまり深みを感じさせてくれずに単調だと感じた。あと、ペースト状のソースがとても固く、柔らかめの麺に対してなかなか均一に絡めることが出来なかった。こういう作り勝手に関しては、日本の即席麺だとまず不満が出ることは無いのだがなあ。
具は小さなエビと大量のネギ。これがあまりソースと合っていないように思えた。ということで、四年前と比べて若干の変化は認めるものの、良くなったとは認定できない。
国名 | 中国 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 6 925303 771973 |
会社名 | 统一企业 |
製品名 | 酱拌面 XO酱海鲜风味 |
謳い文句 | 面身新昇級 |
調理方法 | 熱湯4分お湯切り |
質量 | Net113g |
熱量 | 568kcal (2379kJ) |
Na | 1.54g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(海老・キャベツ・人参・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 昔より少し太くなったがそれでも細い、気泡感が強くて軽い食感、自己主張が弱い麺 |
汁・ソース | 強くて濃い味だが焦点が定まらない印象、中華風味噌やXO醤はやや単調で飽きやすい |
具・その他 | 海老は小さいがネギは多い、湯切り機構やソースの混ぜにくさ等使い勝手に難がある |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/10/08 |
賞味期限 | 2019/10/17 |
入手方法 | 2018/07/18 Brisbane(Australia) |
税込購入価格 | 2.75 AUD (≒209 JPY) |