No.6468はまるか食品、ペヤング パクチーレモンラーメン。この3月に購入した品なのだが、現在まるか食品のサイトには情報が載っておらず(春頃にはあった)もう生産中止になったようだ。姉妹品として「パクチーレモンやきそば」もあったのだがこれももう載っていない。なおまだ通販では取扱店舗が存在し、値下げをアピールするところもあるのでもうじき在庫が底を突くのだろう。どうしても食べてみたいという人は急げ!
ペヤングらしからぬノンフライ麺を採用。製造は群馬県のご近所である加ト吉水産。いつもウケ狙いの企画が多くてすみませんが、たまにはこういう上品で健康志向の製品も出すんです、と言いたけなようにも思われる。
パッケージを見て、パクチーってアルファベットで”Phakchi”って綴りなんだ、本当かな?ふと気になって2017年1月、No.5945ペヤング パクチーMAXやきそばの試食記を見返してみたら、この製品のパッケージには”Pakchee”って書かれている。どっちが正しいんやねん!?
まあ元々パクチーはタイ語の「ผักชี」の読みなのでどう記述するかは特に決まってはいないのだろう。英語なら”coriander”とか”chinese parsley“というのが正当な表現らしい。
食べてみて、白地に緑・黄色を配したパッケージの見た目ほどには爽やかな印象ではないな、と思った。ノンフライ麺は細めで縮れが強く、硬くはないのだがちょっとゴワゴワした食感。なんだか自分の殻の中に閉じこもっているような陰気な感じ。
スープは透明な琥珀色で液体スープらしく滑らか、緻密で上品は口当たり。うま味は強いのだが何となく人工的であり、酸味はやや控えめな設定だがレモンっぽくないというか柑橘系という気がしない。
乾燥パクチーは量も香りも適切(私はパクチーがとにかく大量に入っていればいるほど良い、というふうには思わない)。具に挽肉か?と思うような色の粒々が入っていたが、これは乾燥レモンの皮だった。味や香りへの寄与はあまりない。
正直なところ麺やスープ、具の各要素がみな違うベクトルを向いているように感じてしまったよ。さあこれからこういう製品を作るぞ!という企画の目標が曖昧だったのではないか?もしかしたら姉妹品(こちらがメインの企画だと思われる)のパクチーレモンやきそばを食べるとこの製品の位置付けが相対的に明確になるのかもしれない。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902885 005384 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング パクチーレモンラーメン |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net100/麺65g |
熱量 | 292kcal (1223kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.3+5.3g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(パクチー・レモン果皮) |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 細くて縮れが強いノンフライ麺、柔らかめなのにゴワゴワした鈍い食感でやや陰気 |
汁・ソース | 透明な琥珀色、液体スープらしく上品、旨味は平板で人工的、レモンらしくない酸味 |
具・その他 | パクチーは量も香りも丁度良い、挽肉みたいな粒はレモンの皮、あまり爽快感が無い |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/08/06 |
賞味期限 | 2019/08/10 |
入手方法 | 2019/03/12 イトーヨーカ堂 |
税込購入価格 | 181 JPY |