No.6460は東洋水産、Maruchan QTTA わさび&ビーフ味。2019年1月に出たばかりだが、もうラインアップから消えている模様。消えるのが早いなあ。
QTTAシリーズが出たのは約二年前であり、当初は醤油・豚骨・海鮮味と堅実なラインアップだったけれど、一年が経つ頃からだんだんとキワ物路線ともいえる製品追加をしてきて、今回の品もちょっと堅気じゃあなさそうな雰囲気を漂わせている。東洋水産のWebサイトを見たら、この堅気じゃない路線のことを「超スナック系」と呼んでいた。YouTube試食動画のナレーション中で「スナック菓子みたい」とコメントしたのだが、これはまさにメーカが意図した通りの感想だったんだな。
ラーメンにわさびという組み合わせは珍しい。i-ramen.netのデータベースを検索しても殆ど引っ掛からない。最近ではNo.6382でセコマの山わさび塩ラーメンというのがあったな。蕎麦だったらいくつか前例があるんだけど。
食べてみて、第一印象でこりゃあスナック菓子の香りだなあと思った。東洋水産の製作意図はきちんと達成できている。麺は縦型カップとしては太くて重量感がある。粘りとしぶとさがある歯応えで、噛むと小麦粉の粒子群を歯の先っちょが押し切って剪断しようとしている様子が伝わってくる(ホントか?)。ラーメンでもヌードルでもなく、パスタっぽい。
スープはドロッとしたとろみがあり、かなり人工的というか作為的なうま味と香りがガンガン攻めてくる。わさびの香りも強いのだが、如何にもの粉末っぽさを伴ってちょっと興ざめ。まあ価格を考えるとこの辺が限度なのかも。牛肉の香りは強いけれど嫌味じゃあない。全体的にうま味過多である。
じゃがいもはホクホクして存在感があるし、挽肉は強い味がついておりこれも存在感を主張する。まあ麺・スープ・具のみんなが声がデカくて喧しいという印象。独り静かな場所で食べるもんじゃあないな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901990 362375 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | Maruchan QTTA わさび&ビーフ味 |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net84/麺66g |
熱量 | 371kcal (1553kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.2+2.6g) |
付属品 | なし。粉末ソース、かやく(ポテト・味付挽肉)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めの扁平断面、縦型カップとしては骨太でしっかりした食感、パスタ的でもある |
汁・ソース | とろみあり、スナック菓子的でかなり作為的な味、わさびの乾燥っぽい香料が強い |
具・その他 | 馬鈴薯は多くホクホクした食感、挽肉も存在感大、ラーメンではなくお菓子みたい |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/04/10 |
賞味期限 | 2019/07/16 |
入手方法 | 2019/02/01 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 138 JPY |