No.6419は北海道斜里町の丸あ 野尻正武商店が販売する、さざ波ラーメン 醤油。製造は札幌市の榮屋によるもの。「丸あ」というのは屋号かな。
昨秋道東へ行った際、JR釧網線知床斜里駅で列車待ちの時間に(一日七本だよ)駅から徒歩一分程度のところにある「斜里工房しれとこ屋」に寄って購入したもの。野尻正武商店は本来海産物の加工販売の店であり、ラーメンに関しては榮屋に製造委託しているらしい。調べてみた限りでは通販もしていないようだし、現地へ行かなきゃ買えないマイナー中のマイナー製品である。
最近では少数派になってしまったが、スープを溶くのに麺の茹で汁を使わず別途熱湯を使う方式。ゆで時間の指定は5~6分と長めで、おまけに使うお湯は2リットル、さらに「お湯は多いほど良い」なんて書かれている。北海道産の乾燥乾麺は作り方の説明が各社画一化されてきているように感じているのだが、この製品は我が道を行くという感じだね。
食べてみて、作り方の説明書きがユニークであるだけに、なるほど麺にちょっと個性がある。北海道の乾燥麺ツートップである藤原製麺や菊水と比べるとふくよかで重量感もある。だが小麦粉の良い香りがちょっと弱いようにも感じるな。
茹で汁ではなく熱湯で溶いたスープだが、意外にあまりクリアとかスッキリした感じではない。線が太くてしっかりした味だ。濃縮度が低い感じで喉越しは自然。ポークのうま味は良く出ており、醤油成分は一歩引いた感じ。どんな具を入れても受け容れる懐の深さはある。
基本部分はしっかりしているのだが、如何せん華が無いなあという印象。税込238円という購入価格を考えると、この製品ならではの他にない何かが欲しいと思った。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 571184 684011 |
会社名 | 丸あ 野尻正武商店(販売)、榮屋(製造) |
製品名 | さざ波ラーメン 醤油 |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで5〜6分分離調理 |
質量 | Net130/麺90g |
熱量 | 404kcal (1691kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量7.7g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めでふくよか、重量感も大きい、菊水や藤原製麺とは違う個性、小麦の香りは今一 |
汁・ソース | 別途熱湯で溶く割には線が太く濃縮度が低そうで自然な喉越し、醤油より旨味が勝つ |
具・その他 | 具を入れても負けない味、質感は良いが華に欠ける、価格を納得させる個性が欲しい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2019/02/19 |
賞味期限 | 2019/03/30 |
入手方法 | 2018/10/31 野尻正武商店 |
税込購入価格 | 238 JPY |