No.6416はまるか食品、ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば。珍しい食材をテーマとして取り上げた製品だが、決してこれが日本初という訳ではない。日清食品が2005年10月に北海道限定の期間限定で「やきそばできました ジンギスカン風味」という製品を出し、ウチでもNo.3237で試食をしている。まあ私は日本で羊肉を扱った即席麺はこの二つの焼そばしか知らないな。
でも世界にはいろいろな羊肉味の即席麺があって、臭い匂いが強い製中国大陸の品とか(No.4272)、台湾ではレトルトの羊肉入り高級カップ麺(No.5522)なんてのもあった。私としては日本でももっともっと羊肉味の製品が増えて欲しいぞ。
ただ、上記の日清「やきそばできましたジンギスカン風味」を食べた印象はあまり芳しくはなかった(★1.5)。ソースは醤油味が強く、羊肉の嫌な香りが強調され、味そのものは単調。具の羊肉は探すのに一苦労する程度しか入っておらず、食べる中盤を過ぎるころにはちょっと飽きてきた覚えが蘇ってきた。北海道のカップ焼そばでお馴染みの戻し湯を使うスープも付いていなかったし。羊肉は好きなので結構期待していたのからちょっと落胆したな。だからこのペヤングもその二の舞になりませんように・・・
なお日清「やきそばできました」は北海道の市場で絶大なる支持を集める東洋水産「やきそば弁当」の進撃を止めるため2003年に送り込まれた刺客とでもいうべき製品群。しかしやきそば弁当の盤石な守りにいくら日清といえども歯が立たず、2010年を迎える前に撤退したのである。
食べてみて、うん。これなら万人(但し羊肉嫌いを除く)に勧められる味になっている。上記のやきそばできましたのように味付けや具で物足りなさを感じることはない。
麺は細めでちょっと頼りなく、揚げ物の香ばしさがあるいつものペヤング。ソースは醤油とウスターソースのブレンドで、確かにジンギスカンっぽさを感じられる。ジンギスカン鍋の下に溜まった汁を麺の上にふりかけたようでもある。フルーティな甘さがあるが、全体としてはそう濃くはない。具の野菜はキャベツの他にもやしと人参が入っており効果的。できるならばもっとたくさん欲しいいな。羊肉チップは濃い味が付いている。
なかなか好ましい味だと思ったが、一方でもうちょっと踏み込んで欲しいなという部分もある。まるか食品には本製品の発展形として「ペヤング 羊肉MAXやきそば」を出すことを期待したい。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 005322 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング 北海道ジンギスカン風やきそば |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net122/麺90g |
熱量 | 548kcal (2294kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量4.1g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ・乾燥羊肉・にんじん・もやし) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細めの角断面でちょっと頼りなさがある食感、揚げ物の香ばしさ、いつものペヤング |
汁・ソース | 甘めの醤油とウスターソース味、羊肉の匂いは無難がジンギスカンっぽさは出ている |
具・その他 | 羊肉チップは濃い味付け、野菜は豊富だがもっと欲しい、羊肉好きにはお勧めできる |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2019/02/15 |
賞味期限 | 2019/07/10 |
入手方法 | 2019/02/01 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 149 JPY |