No.6410は日清食品、日清のラーメン屋さん 旭川しょうゆ味。日清のラーメン屋さんはチルド麺で1987年8月に登場、1996年9月に乾麺の袋版が登場、その後カップ版(現在は消滅)や冷凍版が登場して日清食品の中堅ブランドとして位置付けられる。
袋版は過去中国地方とか九州の限定版もあり全国を満遍なく網羅した品揃えとなっていたが、現在は旭川・札幌・函館をサブネームに用いた北海道を強調した製品群となっている。
▲写真は日清食品のサイトより引用
そして北海道限定で今回の品とは別の「日清北海道のラーメン屋さん」という製品も販売してい。パッケージの違いはごく僅かなのでパッと見での判別は付き難い。ああ昨秋北海道へ行った時に買ってくるんだったな~、気付くのが遅かった。
ブランドの中で北海道版は製品を別仕立てにするのはこの日清のラーメン屋さんに限らず東洋水産の普及価格帯のラーメンや屋台十八番でもやっており、またカップ麺のどん兵衛や赤いきつね緑のたぬきといった和風麺でも同様である(これらは関東・関西も別仕立て)。体力のある会社ならではの細かい対応だね。
素人考えだと平均的な味に設定して、作る工場は違えど同一仕様にする方が品揃えが単純化され管理費等が大きく削減できそうに思われるのだが、それでは地域による嗜好の差が吸収できないということなんだろう。食習慣や気候条件の違いから来るものだろうか?
食べてみて、突出した部分は無いが安定感がある製品。麺は太めでふっくら、表面は艶がありツルツルしており、激安のプライベートブランド品などとはハッキリ差別化出来ている。ただしゆで時間は4分とちょっと長め。
私は麺の質感向上のためゆで時間にプラス一分を要することは容認する。一緒にキャベツ等の野菜を煮込む場合はより火が通って好ましいとも思う。但し、パッケージには推奨するゆで時間を大きく表示して欲しい。
スープは少し濁り感があり、マイルドというか直接的に味が攻めてこないようにクッションを挟んでいるような感じ。ポーク主体のうま味は強くて複雑、ピリッとする刺激もあり飽きさせないし嫌味も無い。どんな具を入れても受け容れてくれそうだ。
ラ王のような高級感は全然無いけれど、即席麺の気安さと北海道の大地のようにどっしりと腰を据えた安定感がある製品だ。昼食に良さそう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902105 900642 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清のラーメン屋さん 旭川しょうゆ味 |
謳い文句 | 北海道産利尻昆布使用 ポークと魚介のWスープ&もっちりちぢれめん |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net88/麺80g |
熱量 | 388kcal (1624kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.7+1.2g(食塩相当量1.8+3.0g) |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めでふっくら、表面はツルツル、重量感もある、無理をせず自然体で大らかな印象 |
汁・ソース | やや濁り感がありマイルド、うま味は複雑で強いが嫌味はない、僅かにピリッとくる |
具・その他 | 強い味でどんな具でも受け容れてくれそう、揚げ麺の即席麺らしさと安定感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/02/08 |
賞味期限 | 2019/03/23 |
入手方法 | 2018/09/21 Daiei |
税込購入価格 | 54 JPY |