No.6389 ペヤング ふる里うどん しょうゆ仕立て

No.6389はまるか食品、ペヤング ふる里うどん しょうゆ仕立て。ふる里うどんは1987年8月に登場し、時期は把握していないが後日みそ味も追加される。水車小屋が描かれたパッケージは途中で墨絵風タッチのおばさんの絵に替わった時期もある。異物混入事件以来販売が途絶えていたが、今回しょうゆ味のみ水車小屋の絵を纏って再登場した。

▲昔のふる里うどん おばさんは複数人いた

で、フタにはさりげなく<ノンフライ麺>と記されている!以前は当然の如く油で揚げた幅広麺を使っていたのに、これだとだいぶ印象が変わっちゃうだろうなあ。でで、カップ側面には小さく「製造者:加ト吉水産株式会社」と。2017年1月にNo.5931で紹介したわかめMAXラーメンと同じ群馬県企業連合の構図だな。

昔からふる里うどんは幅1cm近くはありそうな幅広麺が特徴だった。ちぢれも強く、輪郭はやや曖昧だがふくよか。じゃじゃ馬のようなとび抜けた個性だと思ったもの。それがノンフライ化されてしまったら、去勢されたような痩せてヘロヘロな麺になってはいないか不安になった。

つゆは相変わらず粉末だが、コストダウンのためか昔は別添だったかやくが粉末スープの小袋に含まれている。具の材料は昔から変わっていないものの、一時期添付されていた七味唐辛子は省略されている。まあ時代と共にいろいろと変化するのはある程度仕方無いよなあ。

食べてみて、麺は幅8mmぐらいあるワイド麺。ノンフライの割には厚みもあり重量感は十分だし、湯戻りもムラが無い。見た目は十分にOK!

しかし食べてみると良くも悪くもノンフライ、滑らかで緻密。当然昔のような油で揚げた匂いや気泡感は全く無い。これを去勢されたとまでは言わないが、昔ワルでやんちゃだった奴が更生して今は真面目に働いていますと言うような一抹の寂しさ・物足りなさを感じないではない。そしてこれはふる里というよりは洗練されたメトロポリタン感覚のように思えてしまう。群馬産だけど。

スープは粉末っぽさがあるが、無難で面白味の無い味ではなくてちょっとエッジの効いたクセがある味だ。魚粉からくる苦みすら感じられるような雑味が悪くない。結構挑戦的だと思った。

具は昔からのごぼう・人参・油揚げ・ネギの四天王。上を見ればキリが無く、またもうちょい歯応えが欲しい気もするが、まあこれで必要十分だと思う。

生真面目な麺とやや尖がったスープ。なんだかユルさの無い、ペヤングらしくない製品に変貌してしまったように感じるのだ。

国名 日本
ジャンル カップうどん
EANコード 4 902885 005223
会社名 まるか食品
製品名 ペヤング ふる里うどん しょうゆ仕立て
謳い文句 <ノンフライ麺>
調理方法 熱湯5分
質量 Net94/麺75g
熱量 306kcal (1281kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量0.9+6.5g)
付属品 粉末スープ(かやく(味付油揚げ・ごぼう・ねぎ・にんじん)入り)
ノンフライ麺
汁なし麺 ×
8mm位ある幅広麺は厚みがあり重量感が大、ノンフライらしく緻密、昔とは違う食感
汁・ソース 透明感が残る醤油味、魚粉の苦味すらある雑味が特徴、無難でマイルドな味ではない
具・その他 具は柔らかめだが豊富、昔の油揚げ麺の頃とは印象が違う、ペヤングらしくない製品
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2019/01/12
賞味期限 2019/02/10
入手方法 2018/09/10 ドン・キホーテ
税込購入価格 138 JPY