No.6345はスペインのUnilever España、Knorr Pasta Pot Setas。セタスはきのこのこと。麺はらせん状にねじったフジッリである。
パスタはiramen.netの取扱範疇に入るのか?と疑問を持たれる向きもあろうけど、人類麺類皆兄弟、来る者は拒まず。どちらも小麦が原料なのだし実際のところ海外の即席ラーメンにはパスタっぽい味のスープもよくあるのでパスタとラーメンの境界は結構曖昧だ。ただ海外のパスタ系製品で油揚げ麺というのはまだ見たことが無いけど。(日本ではカップ麺の黎明期に揚げ麺によるスパゲッティがいくつか発売されていた)
原材料名の項を見てみると、キノコが質量比2.1%含まれており、その内訳はChampiñonesが67%、Boletus edulisが19%、Boletus luteusが14%とある。Champiñonesはマッシュルームのことでこれは判る。しかし次のBoletus edulisはヤマドリタケ、Boletus luteusはヌメリイグチというキノコらしく、こんなの意識して食べたこと無いよ。まあ海外の即席麺を食べることを契機として珍しい食材に触れることができるのは楽しいなあ。
食べてみて、麺は太そうに見えるが生地がとても薄く、舌触りも繊細というか華奢だ。しかし五分戻しでもあまり吸水をせず結構硬めで、フニャっとした食感ではない。
スープは澱粉質のとろみがあり、ポタージュ風の味付け。ベジタリアン向け製品との表示があるので畜肉素材の調味料は使われていない様子。だから化学調味料が主体なんだろうけどうま味は嫌味が無く普通。そしてキノコの香りがそこはかとなく漂う。まあこれも人工的な香料なんだろうけど。加えて玉ねぎの香りとイースト菌が発酵したような匂いがするのが面白い。
具として小さなキノコの欠片がパラパラと入っている。確かにベージュ色のと茶色のがあって歯応えも微妙に違うように感じるけど、どれがヤマドリタケでなにがヌメリイグチなのかは全然判別できなかったのがちょっと残念。機会があればきちんとこれらのキノコを(生で)味わってみたいな。
国名 | スペイン |
ジャンル | カップパスタ |
EANコード | 8 712100 825507 |
会社名 | Unilever España |
製品名 | Knorr Pasta Pot Setas |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net70g |
熱量 | 277kcal (1161kJ) |
Na | 〜g(食塩相当量2.2g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(きのこ)は混込済 |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 螺旋状のフジッリで生地がとても薄い、あまり吸水せず硬めで、繊細かつ華奢な食感 |
汁・ソース | 白濁してとろみがあるポタージュ風、動物系の旨味は無い、イーストが発酵した匂い |
具・その他 | きのこの香りはやや人工的だが特徴的、数種の小さなきのこの欠片は殆ど目立たない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/11/14 |
賞味期限 | 2018/08/31 |
入手方法 | 2018/11/09 Okada様よりいただく |
税込購入価格 |