No.6320はタイ日清、Premium Tonkotsu Ramen Flavour。パッケージには日本語でデカデカと「豚骨 とんこつらーめん」と書かれているが、裏面の説明はタイ語と英語のみで日本語は併記されておらず、日本人をターゲットとした製品ではない。また左脇には出前一丁坊やもおり、流暢なタイ語を話している。
製品名にプレミアムと付けてあるだけあって、タイの一般的袋麺の価格が6.0Bのところ、この製品は10.0B(約34円)で売られている。この差額は豚骨スープの価値(材料だけでなく評判、ブランドを含む)と、出前一丁坊やの出演料かな?
タイ日清の袋麺は丼お湯入れチキンラーメン方式と、鍋で茹でる方式の二通りの作り方を示してある。過去の経験より鍋で茹でた方がだいぶ出来が良いのと、日本の豚骨味即席麺との対比を明確にするため、今回は鍋で茹でる方式で行く。
上の写真では見にくいけれど、鍋で茹でる際のゆで時間がタイ語の説明では2分、英語の説明では2+1/2分と異なる。タイ人の方がせっかちなのか、硬い麺を好むのか、1分以下の細かな時間管理なんて面倒臭いと思ってしまう国民性に配慮してなのか、ちょっと謎だなあ。 (10/14 18:15追記)→ 解決しました。タイ語の説明でアラビア数字「2」の隣に、「半」に相当するタイ文字が書かれていました。
食べてみて、おお!これはまさに日式豚骨拉麺である。結構キチンと豚骨スープの匂いが再現されているではないか。日本の安価でヤル気の無いような豚骨味即席麺よりずっとそれらしい。あと醤油豚骨とまではいかないのだが若干の醬油の味がして、全体的にはちょっと重々しい雰囲気がある。
白胡麻が結構たくさん入っている。僅かに唐辛子の刺激があるのが唯一タイっぽさを感じる部分かな。
日本人が仕事などで長期間タイに滞在して、ある日突然無性に豚骨ラーメンが食べたくてたまらない欲求が爆発してワオ~と叫びたくなった時、この製品は代用食の役目を十分に果たすであろう。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 852528 003481 |
会社名 | Nissin Foods Thailand |
製品名 | Premium Tonkotsu Ramen Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで2分/丼お湯入れ4分 |
質量 | Net60g |
熱量 | 280kcal (1172kJ) |
Na | 1.53g |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めで角が丸められた角断面、しなやかでキメの細かな気泡感がある、量は少ない |
汁・ソース | 下手な日本の即席麺以上にきちんと豚骨臭がある、僅かな醤油の香りと唐辛子の刺激 |
具・その他 | 白胡麻がたくさん、タイ在住者が豚骨ラーメンを食べたくなった時これがあれば十分 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/09/27 |
賞味期限 | 2018/10/05 |
入手方法 | 2018/04/25 Seven-Eleven(Thailand) |
税込購入価格 | 10.0 THB |