No.6319 日清食品 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺

No.6319は日清食品、カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺。カップヌードルのリッチシリーズは今までスッポンだのフカヒレだの松茸だの具材の高級さを誇ってきたのだが、今回の品は「贅沢」という抽象的な表現に留まり、何が凄いのか全然判らない。おまけにリッチの前に「肉食」なんて言葉が入っているものだから、高級さというよりは人間の欲望を下品に刺激する成金趣味的な「リッチ」ではないかと身構えてしまうよ。

カップヌードルは代々CUP NOODLEロゴの下にある長円の中に味の種類が書かれているのだが、通常は太丸ゴシック体みたいな書体であるのに対し今回の品は筆文字。この辺からも何か異端児というか、やくざ者っぽい印象を受けてしまうな。

プレスリリースには「カップヌードル史上最高級贅沢担々スープ」なんて自信満々に書いてあるのだが、歴代のカップヌードルで担々味なのは2000年頃の「旨ダレ中華 担々みそ」(No.1532で試食)と2008年の「四川風担々」(No.3836)の二種類しか無い。この二つは通常のカップヌードルど同価格であったのに対して50円高い今回の製品が史上最高なのは当然と言えば当然なのである。

食べてみて、いや開封した瞬間に謎肉の多さで圧倒される。ざっと数えて20個程度。なるほどこれだけあればリッチと形容しても納得できる。改めて食べてみて、ドロっとしたスープは練り胡麻と豆板醤の香り。花椒の痺れる辛さと唐辛子の刺激が心地よい。味や香りの手数が多く、退屈しない味。かなり塩辛くて強い味なので攻撃性が高く、心や体が弱っている時には鬱陶しく感じるかもしれない。

謎肉は前述の通り多く、もうこれ以上たくさんあっても嬉しくないぐらい。普通のカップヌードルの謎肉とは違って味や香り、刺激が強い。あとチンゲン菜が肉厚でしっかりした歯応えがある。麺はスープと具に対して存在感が薄いけれど、少なくともマイナス要素にはなっていない。

一つ一つの味要素の質感は正直あまり高いとは思わなかったが、種類がやたらと多いので、結果的には十分な満足感を得ることが出来た。

 

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 902105 246849
会社名 日清食品
製品名 カップヌードル 肉食リッチ 贅沢肉盛り担々麺
謳い文句 ★特製”肉味噌担々謎肉”たっぷり★花椒の刺激が効いた本格濃厚担々スープ★ごま約1,000個分のセサミン入り
調理方法 熱湯3分
質量 Net78/麺50g
熱量 391kcal (1637kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量1.8+2.4g)
付属品 調味油。粉末スープ、かやく(味付豚ミンチ・チンゲン菜・赤ピーマン)は混込済
ノンフライ麺 ×
汁なし麺 ×
細めの扁平断面、柔らかめで抑揚の少ない歯応え、存在感が少ないが弱々しさは無い
汁・ソース ドロッとした舌触り、練り胡麻と豆板醤の香り、辛くて痺れる刺激、味や香りが多彩
具・その他 20個程の謎肉は味が濃い、青梗菜は肉厚、個々のの質感は程々だが物量作戦で攻める
総合評価 ★★★3
試食日 2018/09/26
賞味期限 2018/11/17
入手方法 2018/05/29 ドン・キホーテ
税込購入価格 192 JPY