No.6313は東洋水産、マルちゃん 俺の塩 トリュフ香る塩焼そば。俺の塩が登場したのは1997年7月、もう20年以上前のこと。当時ソース味ではない焼そばは珍しかったが、中華風焼そばは各種存在していたし、今のような待ち時間の短さを誇るものではなく3分待ちだったので際立った個性は無かった。この製品が長く続いてこられたのはひとえに本宮ひろし「俺の空」を彷彿させるネーミングの妙があったからだろう。
▼発売以降10年間の変遷
少し遅れて姉妹品に「俺の味噌」が出たけどすぐに消えた。その後待ち時間が90→80→60秒にどんどん短縮され、すぐ食べられるのも特徴の一つとなる。2007年には本宮先生のイラスト入りパッケージが出て、積年の胸のつかえがとれたような気分になったもの。
今回の品の売りは「トリュフ香る」という点にある。今年の1月にNo.6163「KALDI トリュフらぁめん」を食べて、高貴な香りに魅せられた記憶がまだ生々しく、それよりもだいぶ安価でありどちらかといえばジャンキーな味である塩焼そばにトリュフがちゃんと活かされているかが、興味というかちょっと心配でもあった。
しかしなあ、原材料名欄をみても「トリュフ」の文字列は存在しない。KALDIトリュフらぁめんの場合は一応「トリュフオイル/香料」という記載はあったんだけど。完全化学合成の香料かな?
食べてみて、う~ん・・・果たしてこれがトリュフの香りなんだろうか?いや確かに普通の塩焼そばには無い匂いが漂っているのは判るけど、これがトリュフ、なの?という感じ。
少なくともKALDIトリュフらぁめんは一口食べてすぐにピンとくる判りやすさがあったのだが、今回の品は控えめでかつ焦点がずれているような印象を受けた。正直トリュフの香りは加点要素にはならないな。
それ以外の部分では塩焼そばとはいっても醬油とか中華っぽさを結構感じた。塩分と化学調味料は強いし、麺は一分戻しで細く気泡感がありスカスカな印象だが、 そこがジャンクフードっぽくて下品に食欲を誘う。毎日だとちょっと遠慮するが、たまにこういうのを食べるのは悪くない。まあトリュフには期待しない方がいいだろう。(春の季節商品らしく、もう売っていないけど)
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 901990 360265 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 俺の塩 トリュフ香る塩焼そば |
謳い文句 | トリュフ香る、旨味広がる絶妙ソース! |
調理方法 | 熱湯1分お湯切り |
質量 | Net115/麺90g |
熱量 | 537kcal (2248kJ) |
Na | 1.8g(食塩相当量4.6g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ・味付挽肉・にんじん) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細い角断面で湯戻し一分のためか華奢な印象、サラッとした口当たり、軽快感がある |
汁・ソース | 多少の癖はあるがトリュフの香りかどうかは判らない、醤油や中華風の要素もある味 |
具・その他 | 挽肉は大きいが数は少ない、俺の塩らしさはあるがトリュフには期待しない方がいい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/09/17 |
賞味期限 | 2018/09/30 |
入手方法 | 2018/04/18 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 117 JPY |