No.6313はイオン、トップバリュ World Dining ミーゴレン。インドネシア風焼そばである。販売者情報の脇にJ930と記されており、これを調べると西日本明星株式会社の神戸工場で製造されてるものらしい。即席麺はある程度地産地消の性質があるが、巨人イオンの物流網に乗っければ東日本への長距離輸送など屁でもないわということだろう。
スーパーのプライベートブランド即席麺といえば醬油味噌塩といった基本的な味を無個性なパッケージで包んだ、安いだけが取り柄の製品が多かったが、少し前から7&i系を含めて高品質系のものが出てきて、このWorld Diningシリーズのような個性派系も登場した。結構なことである。
即席ミーゴレンといえばIndofood社のIndomieが世界的に有名であり、私の大好物でもある。食事としてはかなり甘いのだが、パーム油の匂いや干しエビ・ニンニクなどの香り、チリソースの辛さなどが相まって熱帯気分に浸ることが出来る。一口食べて眼を閉じれば、バリ島の海辺の景色が浮かんでくるようだ。耳にはガムランの音が聞こえてくるようだし。(幻覚・幻聴だったりして)
このIndomie、日本円にして約15円しかしないのだが、小袋が5つも付いていてちょっとしたおもてなし気分を味わえる。味の決め手は上の写真で言うと右二つのオレンジと黒の液体。
オレンジ色のはサンバルソースという唐辛子やニンニク、干しエビなどを発酵させて作る調味料。一方黒いのはケチャップマニスというドロッとした甘い醤油ダレのようなもの。どちらも強い味ながらも組み合わさると相乗効果でいい感じになる。この雰囲気をトップバリュがどこまで再現出来ているだろうか?
食べてみて、一応この製品もサンバルソースとケチャップマニスらしい二つの液体ソースを付けており、本場ミーゴレンに近付けようとする意図は感じられる。しかし甘さや香りがお菓子的とでもいうか、奥行きに欠けて軽々しく思われてしまい、う~んどうもコレジャナイ感を受けてしまったよ。食事というよりは子供のおやつ用途としての方が向いていそうである。
そういえばIndomieはトッピングとして香ばしいフライドオニオンが付いているが、この製品はソース焼そばの如くキャベツと人参が入っている。この辺の違いも感情移入しづらかった要因かもしれない。
まあでもプライベートブランド即席麺が挑戦的な製品を出すのはとても良いことだと思うので、今後もWoeld Diningシリーズを続けて欲しいな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 549741 356725 |
会社名 | イオン |
製品名 | トップバリュ World Dining ミーゴレン |
謳い文句 | かくし味のえびと魚醤の風味が香る甘辛ソース |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net115/麺90g |
熱量 | 518kcal (2169kJ) |
Na | 1.6g(食塩相当量4.0g) |
付属品 | 液体ソース、特製ソース(液体)。かやく(キャベツ・にんじん)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細めの角断面で気泡感あり、軸方向の伸びが強くやや頼りない、時間短めが良いかも |
汁・ソース | かなり甘くて辛い、旨味はやや人工的で単調、南国っぽさは感じるが奥深さに欠ける |
具・その他 | 具のキャベツと人参は少し違和感がある、本場インドネシアの製品に比べ物足りない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/09/16 |
賞味期限 | 2018/09/28 |
入手方法 | 2018/04/20 グルメシティ |
税込購入価格 | 105 JPY |