No.6307はまるか食品、ペヤング 炒飯風やきそば。まるか食品のWebサイトによると、この製品はあみ食品工業で50年以上の歴史を誇る「炒飯の素」を再現したコラボ商品だそうな。この二品を比較するとパッケージの外観はレイアウトや皿の柄に多少の関連性があるように思えるけれど、言われなければ気付かないレベル。もっとストレートにコラボ商品であることをアピールすればいいのに、と思う。
「炒飯の素」は私が子供の頃に家で見たことがあるような気がするが、ちょっと記憶が希薄だな。むしろ競合である富士食品工業の「チャーペット」の方が見掛ける機会が多かったと思う。
しっかし炒飯味の焼そばか~。よくこんな企画を考え付くなあ。
カップ麺と炒飯といえば、やはりペヤングが1985年に発売した「らーめんチャーハン」という変態製品があった。これは大小二個のカップが縦に積まれて販売され、上の大きなカップは普通のカップ麺、下の小さなカップはアルファ米によるチャーハンとなっていた。
チャーハンはお湯を入れて2分経ってから湯切りして、カップを逆さまにして2~3分蒸らし、調味料をいれて混ぜるというもの。あれ?これだとラーメンの方が早く出来ちゃうな。
ペヤングは同時期に「らーめんライス」とか「やきそば&ワンタン」とか、ヘンな製品を出しまくっていた。あ、今でもそうか。
食べてみて、胡麻油の香りが強くて中華料理っぽさを感じる。ただ、炒飯の味かと問われると「う~ん・・・」と唸ってしまうな。うま味は化学調味料っぽさがあるので、炒飯の素の味、といえば少しは納得できるかもしれない。
具はキャベツ無し。代わりにチップ状でハムみたいな肉と玉子、ネギが入っている。チャーハンっぽさの演出においてこの材料選択は悪くない。まあ肉はもうちょっと厚くてチャーシューっぽさが欲しいし、端っこがピンク色の蒲鉾も欲しいかな。贅沢を言えば海老が欲しいところだ。
麺は細めの柔らかめで弾力感がある、いつものペヤング。ここは特に変わったところは無い。まー変わったネタを楽しむには十分な製品であるが、これが炒飯の代用になるとは考えない方がいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 004882 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング 炒飯風やきそば |
謳い文句 | 香ばしさがクセになる |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net111/麺90g |
熱量 | 523kcal (2190kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.7g(食塩相当量4.3g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(豚肉・たまご・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細めの角断面、軸方向の弾力感が強く食感は軽いが、慣れたペヤングの安心感がある |
汁・ソース | ごま油の香りが強く中華風、旨味はやや人工的、あくまであみ食品「炒飯の素」の味 |
具・その他 | 豚肉と卵と葱は炒飯っぽさの演出に効果的、炒飯を代用する味を期待してはならない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/09/09 |
賞味期限 | 2018/09/20 |
入手方法 | 2018/04/03 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 160 JPY |