No.6283は韓国の三養食品、Curry Buldak Bokkeum Myun。最近世界規模でメジャーになった激辛汁なし麺、プルダックポックンミョン(チキン炒め麺)のカレー風味版。ハングルで書くと커리 불닭볶음면となる。
今回の品はタイで購入したもので、説明文は英語と中国語表記のみの輸出仕様である。この製品は日本でも新大久保や通販を探せば入手は容易であるが、殆どはハングル表記の韓国国内仕様。緑地の吹き出しの中の文字が「커리」なのは韓国仕様で「Curry」と英文表記なのは輸出仕様。味に差があるかどうかは不明。
輸出仕様だからかパッケージの右下に緑のHALAL表示があり、韓国の即席麺としては極めて珍しい。
ところで、韓国においてカレーは一般的なのだろうか?十数年前に韓国のOttogiおよびRettoというブランドのレトルトカレーを食べたけれど、お世辞にも美味しいとはいえない代物であった。
日本ではカレー味の即席麺は蕎麦やうどんを含めてたくさんあるが、韓国の即席麺でカレー味というのはi-ramen.net上でこれが初めてのはず。それだけマイナーな食べ物ということなのだろう。まあ韓国の人達は普段から辛い食べ物に慣れているから、わざわざカレーの刺激を求めるまでもないのかもしれない。
食べてみて、スープ(というか量的にはソース)はちょっととろみがあり、もちろん激辛。カレーの風味よりも唐辛子の辛さの方が圧倒的に優勢である。カレーの香りは比較的シンプルというか単調で、あと脂っ気が少ないので辛さを除けばかなりアッサリ、スッキリした味である。もしかしたらこの辺がHALAL対応のためなのかもしれない。
麺は太くドッシリしており迫力がある。その割には粘りやしなやかさもあって、小麦粉以外の澱粉添加が多そうだ。また韓国の即席麺らしくかやくが付いている。薄っぺらいジャガイモと人参。それに挽肉・・・かと思ったら大豆蛋白質の肉もどきであった。どうせならみんなもうちょいボリューム感が欲しいな。辛さと麺の重量感に押されて存在感が薄い。
正直な感想としては、プルダック炒め麺の純粋さをカレーの風味が少し邪魔をしているような印象を持った。とはいえバランスを大きく崩している訳ではなく、このシリーズをいろいろと食べ渡ってきた人には変わり種として面白いだろう。でもプルダック炒め麺を初めて食べる人は、これではなくベーシックなものから入っていくのが良いと思う。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 8 801073 113404 |
会社名 | 三養食品 |
製品名 | Curry Buldak Bokkeum Myun |
謳い文句 | Hot Chicken Flavor Ramen |
調理方法 | ゆで5分お湯切り(少し残す) |
質量 | Net140/麺106.8g |
熱量 | 570kcal (2386kJ) |
Na | 1.44g |
付属品 | 液体ソース、かやく(じゃがいも・人参・大豆蛋白質) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | とても太い角断面だが十分にしなやか、量は多く重量感もあるので食べ応えが大きい |
汁・ソース | とろみがあり激辛、カレーの風味はシンプルで辛さに負ける、脂っ気は弱くアッサリ |
具・その他 | 具は薄い馬鈴薯や大豆蛋白質等だが量的に中途半端、カレー味がむしろ邪魔に感じた |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/08/03 |
賞味期限 | 2018/09/01 |
入手方法 | 2018/04/25 Gourmet Market(Thailand) |
税込購入価格 | 48.0 THB |