No.6270はオランダのUnilever、Knorr Noodles Atração de Queijo。ポルトガル市場向けで原産国は記載されていない、というかMade in EUということみたい。Atração de Queijoを訳すとCheese Attraction、チーズの魅力、みたいな意味かな。姉妹品No.6255のDelírio de Cogumelos(錯乱マッシュルーム)もそうだけど、何やら大層なネーミングだね。
Knorr Portugalの即席袋麺は全部で8種類。うち4種類はAsiaシリーズで、今回の品を含む残りの4種類が欧州の味とでもいえるシリーズのようだ。
私にとってクノールは即席スープのイメージが強く、小学生の頃鍋でコーンクリームスープを牛乳で溶いて作って、夕食作りのお手伝いをした気分になっていたもの。当時はこの程度のことでも結構達成感があったなあ。これに刻みパセリを振りかければいっぱしの洋食といえるものだった。
かように日本でクノールと言えばスープの印象が濃い反面、即席麺というイメージは皆無である。まあ即席麺発祥の地に乗り込んで事業展開をしたところで勝算は皆無だろうから下手に手を出さなかったのは当然と思える。
しかし欧州の小売店やネット通販サイトを眺めると、このKnorr(Unilever)やMaggi(Nestlé)等欧州発祥ブランドの即席麺が結構幅を利かせており、天下の日清食品も日本市場のようには大きなシェアは獲得できていないようだ。
食べてみて、洋風即席スープ的。それも鍋で作るスープではなく後日登場したカップスープに近いもの。まあこれは決して蔑むものではなく、気軽な親しみやすさがあるということ。雰囲気としては何種類かのチーズを塩水で煮たような感じ。あまり濃厚という感じではなく、多少香料っぽさもある。これだけだと単調だが乾燥ニンニクの香りがしてバランスを取っている。
麺はバサバサした食感。気泡感が強く、粘りが弱い。まあ日本の生麺とは形状が近いけど別世界のものと考えるべきだろう。ちょっといただけないのはスープの色で結構鮮やかな黄色。ちょっと着色料過多かな。まあ日本とかアジアの影響をあまり受けていない即席麺として観察すると面白い。
国名 | オランダ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 714100 667637 |
会社名 | Unilever |
製品名 | Knorr Noodles Atração de Queijo |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3〜5分 |
質量 | Net61g |
熱量 | 329kcal (1379kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量3.4g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めで気泡感があり揚げ物感が強い、湯戻し時間3分では硬めでゴワゴワする食感 |
汁・ソース | チーズをお湯で溶き塩を入れたような感じ、濃厚では無いし香料臭いが不足感は無い |
具・その他 | 乾燥ニンニクの香りが良いアクセント、乾燥パセリは匂い無し、スープの色が不自然 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/07/14 |
賞味期限 | 2018/08/31 |
入手方法 | 2018/06/08 Ueda駐在員様よりいただく |
税込購入価格 |