No.6215は大黒食品工業、AKAGI 鶏ガラ醬油らーめん。新潟に行った際にイトーヨーカ堂で購入したもの。大黒のWebサイトにはAKAGIブランドのカップ麺は赤どんぶり「中華そば」シリーズしか載っておらず、今回の品は特定販路向けの限定製品なのかもしれない。同じ大黒でもマイフレンドブランドには「あっさりスープで食べやすい鶏ガラ醬油ラーメン(No.6001で試食)」というのがあり、なんだか紛らわしいなあ。
しっかし、なんといっても税抜購入価格が65円(税込み70円)!賞味期限が近い訳でもないし、これなら多少の難には目を瞑ってしまいそう。更にはJASマーク付きで液体スープだぜ!
開封して見ると、液体スープとかやくはNo.6001マイフレンドの鶏ガラ醬油ラーメンと同一品に見える。スペックを比較すると麺の質量がAKAGI:58g、マイフレンド:60gで、エネルギーやナトリウム量もAKAGIの方が少しずつ少ない。製品としては若干の違いがありそうだ。
食べてみて、約一年前に食べたマイフレンドの鶏ガラとは麺が別物だ!このAKAGIはしなっとしたソフトな舌触りで女性的な印象、結構個性的である。一方のマイフレンドは比較的古風で粗削りな部分があるものの、軽快で元気がいい食感だったはず。
一方でスープとかやくについては違いが判らなかった。液体スープなので透明感があり滑らかで繊細なイメージ。鶏ガラのうま味も自然で、具は簡素というか貧弱。まあ製品全体では購入価格に対して期待する以上の内容を持っている。
大黒は同じような価格帯に三つのブランド(大黒軒・マイフレンド・AKAGI)を投入して、傍から見るとそれぞれの顧客ターゲットも明確には分けられていないように思えるのだが、今回AKAGIをマイフレンドと比較しながら食べてみると中身には一応の差別化がなされていた。
思い起こせば2017年末、袋麺のNo.6129 AKAGI味噌ラーメンとNo.6130大黒軒味噌ラーメンを食べ比べた際も意外に両者の差は大きくて、大黒軒の方がAKAGIよりも力強くて刺激的という明確な性格分けがされていた。素人考えだと、似たような価格帯ならパッケージの印刷だけ替えて中身は一緒でいいじゃん!と思うのだが、結構律儀に作り分けているのである。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 904511 103051 |
会社名 | 大黒食品工業 |
製品名 | AKAGI 鶏ガラ醬油らーめん |
謳い文句 | 特製液体スープ あっさり、うまい。 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net78/麺58g |
熱量 | 294kcal (1231kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.4+1.4g(食塩相当量1.0+3.6g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(コーン・わかめ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太で角が取れている、しっとりとした滑らかさ、ややスポンジー、落ち着いた感触 |
汁・ソース | 透明感があり醤油濃度は濃い目、繊細な舌触り、旨みは嫌味が無く上品、刺激は無い |
具・その他 | 具は簡素、No6001マイフレンド鶏ガラとは麺が違う、購入価格以上の質感がある製品 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2018/04/20 |
賞味期限 | 2018/08/26 |
入手方法 | 2018/04/09 イトーヨーカ堂 |
税込購入価格 | 70 JPY |