No.6210は日清食品、日清焼すぱ チーズと黒胡椒。焼すぱシリーズは2015年4月に「下町ナポリタン」で登場(未試食)、本格的なパスタではなく「フライパンで炒めたような香ばしさ」がコンセプトだそうな。パッケージのイラストを見ても昭和テイストの和風っぽさを目指しているのが伺える。
とはいえ今回のチーズと黒胡椒という味要素の選択は昭和よりもちょっと新しめかな。自ら「パスタでも焼そばでもない」と謳っているように、敢えてどっち付かずの中途半端さを狙っているように見える。ニッチ市場狙いだね。
パッケージには卵黄を落としてTKP(卵かけパスタ)風にすることを推奨している。即席麺に卵を入れると製品の性格が激変するので試食記を書く際はまず入れないのだが、この製品は卵黄を混ぜることを前提としているように見受けられたため卵黄入りとした。なので素のままで食べると印象が全然違うかもしれない。
食べてみて、丸断面の麺はパスタっぽい形状だが、揚げ麺なので気泡感があり噛み応えは焼そばに近い。でも癖が少ないのでチーズ味のソースにうまく合う。そのチーズ味はツーンとくる強烈な香料が匂ってくるものと覚悟していたが、意外に抑制的で常識的な味香り。黒胡椒や唐辛子の刺激も抑制的でちょっと拍子抜け。これは決して悪い意味ではなく、これ見よがしなわざとらしさが無いということで好意的に思えた。
一方、卵黄の存在感はとても大きく、製品全体の印象を支配する。卵黄無しだと相対的にもうちょいチーズの存在感が増すのかもしれない。まあ卵黄のおかげで全体的な質感が上がっているようにも感じられ、オープンプライスの比較的安価な製品で別途玉子を用意させるのはどうなのよ?という気もするな。卵無しで試食すれば良かったかな、とちと反省。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップパスタ |
EANコード | 4 902105 245279 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清焼すぱ チーズと黒胡椒 |
謳い文句 | パスタでも焼そばでもない ご家族でのアレンジメニュー 卵黄を入れるとより美味しく!TKP風 |
調理方法 | 熱湯5分お湯切り |
質量 | Net100/麺85g |
熱量 | 470kcal (1968kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.4g(食塩相当量3.6g) |
付属品 | 粉末ソース、調味オイル、スパイス。かやく(キャベツ・レッドベルペパー)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 太い丸断面で縮れは弱い、揚げ麺で密度が粗く焼そばに近い食感、ソースとの相性良 |
汁・ソース | 意外にチーズの匂いや黒胡椒の刺激が控えめ、卵黄を入れるとこれが全体を支配する |
具・その他 | 具は殆ど存在感が無い、派手さが無く新ジャンルの製品としてうまくまとまっている |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2018/04/15 |
賞味期限 | 2018/07/29 |
入手方法 | 2018/03/23 三和 |
税込購入価格 | 106 JPY |