No.6132はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 メンマの逸品。税抜210円もする高価格帯の製品が、レトルトのメンマ一本(実際の試食品は五本入っていた)で勝負してくるという他にあまり類を見ない企画。原材料にはチャーシューなどの華やかな具は無く、せいぜいワカメとネギぐらいで潔い。
しかし今までチョイ役だけしかやったことのない役者が、いきなり大きな舞台の主演に抜擢されたような危うさを感じるのも確かで、本当に大丈夫なの?と少しハラハラした気持ちを抱えながら試食に臨むこととした。
この製品が出たのは今年の8月。今ヤマダイのWebサイトを覗いたところ、凄麺ファミリーはご当地シリーズが18種、逸品シリーズが6種、極みシリーズが2種、手緒里庵シリーズから分離した蕎麦が2種で合計28種を擁する大軍団になっている。でもそれなりに活発な新陳代謝があるようで、華々しく新製品が出る影には終売の製品も出るワケで・・・
ありゃ、メンマの逸品はもう消えちゃってるじゃない!う~ん、メンマが主演を務めるにはまだ役不足だったのかな。ちなみに現時点でまだ流通在庫はあるみたい。
食べてみて、「醤油らーめん」と銘打っているので先入観から勝手に澄んだ鶏ガラスープをイメージしていたが、実際は少し豚骨スープがブレンドされていたのがちょっと意外。とはいっても麺やスープは凄麺クオリティで安定感があるもの。
んで肝心のメンマも今までの凄麺から想定される範囲の出来。ということは、チャーシュー等が無いので製品としてはちょっと物足りなさを感じてしまった。麺・スープ・メンマのレベルは高いんだけどバランスがいま一つ。やっぱここは20円ぐらい上がってもレトルトの肉塊が入っていて欲しいなあ。
この価格帯でメンマが単独で主演を張るには、もうちょい突き抜けた何か必要だと思ったよ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 012513 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 メンマの逸品 |
謳い文句 | 〜醤油らーめん〜 柔らかでジューシーな本格メンマがたっぷり! |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net133/麺65g |
熱量 | 377kcal (1578kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.4+2.7g(食塩相当量1.0+6.9g) |
付属品 | 液体スープ、レトルト具(メンマ)、かやく(ねぎ・わかめ) |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | やや太めの角断面、輪郭は明確、しなやかでしっかりした歯応え、重量感が高い麺 |
汁・ソース | 甘めで豚骨の濁り感有、麺に負けない存在感、刺激は弱い、液体スープが溶けにくい |
具・その他 | メンマは大きくて瑞々しいのが五本で質感高し、でもやっぱりチャーシューが欲しい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2017/11/23 |
賞味期限 | 2018/02/21 |
入手方法 | 2017/09/21 Olympic |
税込購入価格 | 213 JPY |