No.6095は日清食品、日清ラ王タテカップ やさいタンメン味噌。ラ王が1992年9月に登場したときは生タイプLL麺であり、総質量200gを軽く超える重量級カップ麺だった。2010年9月にノンフライ乾麺化されても優に100g以上、エネルギーも400kcal以上はある大柄で豪華高級なカップ麺という位置付けであった。
しかし今回のタテカップ、総質量62gで麺だけだとたったの40g、エネルギーは245kcalという省エネ?仕様。この数字だけ見るとダイエット用途の全然気合が入っていない製品を想像してしまうけど、これにラ王の名を付ちゃって本当にいいの?ブランドの切り売りちゃうんか?湯戻し時間は5分でたて型カップとしては長く、それなりに質感を重視していることは伺える。スープは粉末で最初からカップの中に展開してる。まあ生タイプLL麺の頃のラ王にも液体スープ無しのものがあったからこれは深く追求しない。具は野菜のみで肉無し。食べてみて、麺は全粒粉入りということで香ばしいし、重量感や噛み応えは悪くない。スープは粉末ゆえにか力感に欠けるが物足りなさは感じない。具の野菜は大きくて歯応え明瞭。縦型カップとしては質感が高い。
でもこの製品、今までのラ王が築いてきたイメージと比べてやはりかなりベクトルの向かう先が違うような気がするんだよなー。絶対的な量が少なめだから満腹感にはどうしても欠けるし、食べてもモリモリ力が湧いてくる気がしない。正直言ってラ王の名にはふさわしくないように感じた。
でも、同じ日清のカップヌードルを見ると、高級品(リッチ)から低カロリー、汁なし麺やらパスタにそうめん等、一つの枠に収まりきらないような多彩なバリエーションを揃えている。とするとこのタテカップラ王も、ラ王が多様化してゆくことの先駆けなのかもしれないなあ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 244265 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清ラ王タテカップ やさいタンメン味噌 |
謳い文句 | 小麦の風味がクセになる 全粒粉入りノンフライ麺 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net62/麺40g |
熱量 | 245kcal (1026kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.4+1.5g(食塩相当量1.0+3.8g) |
付属品 | 調味油。粉末スープ、かやく(キャベツ・コーン・ニラ・赤パプリカ)は混込済 |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 細い角断面で縮れは弱く粘りと重量感がある、全粒粉入りのため香ばしい匂いがする |
汁・ソース | 甘めで軽快な味噌味、粉末っぽさは感じない、胡麻油が効果的、深みやコクは今一つ |
具・その他 | 野菜は豊富で歯応えが楽しめる、縦型カップとしては高品質だがラ王の名に違和感有 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2017/09/17 |
賞味期限 | 2018/01/18 |
入手方法 | 2017/08/09 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 128 JPY |