No.6084はヤマダイ、ニュータッチ　名古屋発 台湾まぜそば。ヤマダイ製品というとノンフライの凄麺と揚げ麺の非凄麺間のギャップが大きい印象を持っているが、今回の製品は非凄麺ながらパッケージに金色をあしらっていたりしてちょっと華やかで、中間的な位置付けのように見える。

茨城で製造された名古屋発の台湾まぜそば、と全国世界を股にかけたというか無節操ともいえる製品である。まあ実際のところ食べてみてもご当地グルメという印象は全く無いのだが。ちょっと興味深いのは、かやくに肉ではなく大豆蛋白質を採用していること。海外の即席麺では原材料の記載にTextured Soy Protein（TSP）と書かれているのはそう珍しいことじゃないんだけど日本では滅多に見ないな。海外のはコストダウンの他にヘルシー志向の具として受け入れやすいのに対し、日本人の価値観は厳然として肉＞大豆蛋白質、だからかな？

この製品の大豆蛋白質は、漠然と食べていれば挽肉だと思うレベルで問題無い。粉っぽくていかにも添加物の多そうな（自称）味付肉そぼろよりはいいと思う。「名古屋の台湾××」という製品は大抵辛さと化学調味料と塩とニンニクニラの香りがギンギンに効いているという印象があってあんまし繊細なイメージは無い。この製品も大筋その傾向にあるのだが、卵黄と鰹節でちょっと類型を脱している感じ。闘いの前に気合を入れたい時にはいいだろう。