No.6018は東洋水産、マルちゃん 和庵(なごみあん) 天ぷらそば。2008年9月に登場した同社緑のたぬき天そばの貧民向いやお買い得バージョンで、日清のどん兵衛に対する日清御膳(No.5962で試食)と同じような関係。オープン価格であり、昨日の明星旨だし屋も価格的にライバルとなる。
正面も側面も緑色の部分が多いが、マルちゃんがやるんだったら緑のたぬきの精神を直接受け継ぐものとして正当性を主張できよう。一方でフタの表面が緑のたぬきはツヤツヤした光沢があるのに対し、和庵は艶無しのざらざらした材質を使うことで上下関係を冷徹に示している。フタを開ければ、緑のたぬきと比べて七味唐辛子の小袋と蒲鉾が省略されていることが判る。スペックの数値を比較すると質量やエネルギーは1~2割程度少な目になっているが、ナトリウム量だけは双方とも2.3gで一致し、この和庵はダシよりも塩分に依存した味造りなのかな?と想像する。しかし食べてみて、緑のたぬきと相似形である印象を受けた。味の傾向はよ~く似ており、目隠しをして食べたら緑のたぬきだと思ってしまうだろうし天ぷらも違いはわからなかった。同時比較したらそれなりの差異はあるだろうと思うのだが。(ちなみに緑のたぬきは東版ばかりを食べている)
同じ天ぷらそばの同門上下対決でも、日清のどん兵衛と日清御膳では麺が別物だったしつゆの味も結構違っていたので好みによって選び分けるというケースもあるだろう。しかしマルちゃん緑のたぬきと和庵とでは同傾向の味で、量の差と蒲鉾・七味の有無が違いとなると、買う人の懐具合で選び分けることになる。
ちなみにこの和庵天ぷらそばは東西を分けずに全国一律の味なのに対して同じ和庵のきつねうどんは東と西で製品を分けている。遠出をした際のお土産として和庵を買う際はきつねうどんの方が良い。(そんな人はいないか?)
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 901990 321242 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 和庵 天ぷらそば |
謳い文句 | 粋な歯応え のどごし なめらか |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net88/麺63g |
熱量 | 432kcal (1809kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.9+1.4g(食塩相当量2.2+3.6g) |
付属品 | 粉末スープ(ねぎ入り)。天ぷらは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めの角断面、気泡感が強いが軽快感のある食感、量は少なめだが緑のたぬきに酷似 |
汁・ソース | やはり緑のたぬきに似ており慣れた安心感がある、七味は付いておらず刺激に欠ける |
具・その他 | 天ぷらはエビの殻が入っているが有難味は少ない、緑のたぬきの雰囲気を保っている |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2017/05/11 |
賞味期限 | 2017/07/24 |
入手方法 | 2017/03/24 コーナン |
税込購入価格 | 106 JPY |