No.5938は創健社、有機ノンフライ塩ラーメン。製造は創健社グループの高橋製麺というところ。左下に「有機JAS認定」のマークが記載されており、これは農林水産省が定める様々な条件を満たして得られるもの。ちょっと資料を見たけれど、これをまともに実行したらえらくコストが上がるだろうなあと想像できる。安さ命の大量生産品とは相容れない規格。今回の品の購入価格は一食248円（税込）で、ちょっとしたブランドが付いた5個パックの袋麺が特売なら買えてしまう。まあそもそもそういう製品とは売り場の生息地域が全然違って競争することも無いだろうけど。

一方、No.5934で紹介した桜井食品　有機育ちしょうゆラーメンとは価格が同程度だし有機JAS認定品であることなど共通項が多く、同じ土俵に立つ宿命のライバルだといえよう。麺の食感は全然違うけど、化学調味料を使わないスープは基本的な骨格がどことなく似ている感じがする。この手の健康志向即席麺の扱いは難しいんだよなあ。価格の結構大きな部分が「健康のため」に費やされているものだと想像するが、それはなかなか美味しさとしては現れにくいし、本当に健康に良いのかは検証のしようもない。信じる者は救われるという世界のような気もするよ。

とにかく、有機JAS認定を受けるような即席麺はi-ramen.netの総合評価点やコスパについて、大企業による大量生産品と比較するのはあまり意味が無いことだと思う。