No.7044は韓国のオットギ、ジンラーメン辛口。ハングル表記では오뚜기 (대한민국) 진라면 매운맛となる。輸入者は山口県のオンガネジャパン。
▲昔のジンラーメン(1998年)
ジンラーメンは韓国で1988年に発売。その後すぐに辛ラーメンと共に並行輸入の形で日本に流れてきて、あちこちの韓国食材店を捜しまわったものだ。
今回は普通のスーパーで買った品で、裏面の説明書きなどが全て日本語化されている。栄養成分値は韓国版と若干の相違があり、あれ?と思って英語版を見たら日本語版とほぼ一致していた。スープやかやくの小袋も英語表記があるので、この二つは同じものみたい。もしかして輸出仕様は韓国仕様よりも辛さを抑えてあるのかもしれない。
食べてみて、スッキリと整理されている味。激辛ではないし私にとっては丁度良い程度の刺激。幅広い即席麺の中においては定番の農心辛ラーメンと同類の製品に扱われてしまうだろうが、あちらほど全体の印象が重くないので、ジンラーメンの方が好ましいと思う人も多いと思う。キレのジン(Jin)に対して重厚さのシン(Shin)かな。(但し韓国版が今回の品と同一内容かどうかは未検証)
麺は幅2.5mmの中太角断面で、表面がツルツルしている。気泡感や隙間はなく、みっちりと詰まっている印象。小麦粉以外の澱粉添加が多そうで、日本のラーメンにはあまり無いもっちりした粘りがある。総じて強い存在感がある麺である。ライバルの辛ラーメンと比べるとあちらは断面が丸いので、かなり舌触りの印象が違う。
スープはやはり辛ラーメン系列の味だが、味や香りがスッキリと整理されている印象で、韓国の即席麺としては上品。その分重厚さが足りないようにも感じる。唐辛子の刺激が全体を支配して、切れるような鋭さもあるのだが、激辛という程ではない。少しぐらい辛いものは大丈夫という日本人には十分に受け容れられる。
昆布系のうまみが製品のベースになっているのが面白い。具の野菜は量も種類も多くて効果的。椎茸も香りがある、原材料名欄の表示を見ると肉を模した大豆蛋白質の塊も入っている筈なのに、最後まで見付けられなかった。
国名 | 韓国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 562104 353162 |
会社名 | オットギ Ottogi 오뚜기 |
製品名 | ジンラーメン 辛口 (日本語版)Jin Ramen Spicy 진라면 매운맛 |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net120g |
熱量 | 500kcal (2093kJ) |
Na | ~g(食塩相当量4.6g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(白菜・植物性蛋白・にんじん・ねぎ・しいたけ・唐辛子) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mm中太角断面、表面が滑らか、密度が高く存在感大、澱粉添加が多そうな粘り |
汁・ソース | 辛ラーメン系の味だがスッキリ整理されて上品な印象、辛過ぎない、昆布系のうまみ |
具・その他 | 具の野菜は効果的だが大豆蛋白質は発見できず、辛い物好き日本人にも受入可能な味 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/02/25 |
賞味期限 | 2022/08/03 |
入手方法 | 2021/08/12 グルメシティ |
税込購入価格 | 127 JPY |