No.6620はひかり味噌、麺楽 らーめん みそ味。ひかり味噌は長野にある会社だが、即席麺は輸出のみで国内販売はしていない。今まで天ぷらそば(No.6594)と天ぷらうどん(No.6604)を紹介してきた。そして確固たる証拠はないものの、たぶんこれは自社生産ではなくどこか(愛知の山本製粉かな・・・?)に生産委託をしているのだろうと睨んでいる。
輸出専用とはいえ、店頭展示で一番目立つパッケージのフタには平仮名や漢字が大きく書かれていて英文は添え物のようだ。このことから本製品は不特定多数の外国人をターゲットとしたものではなく、日本人もしくは日本が好きな人に的を絞った製品企画なのだろうと推測する。
食べてみて、日本のディスカウント店で安売りされるような品と大差ないレベル。粉末だけではなく一応ペースト状のスープも付いているし、嫌な味はせずに、ごくごく普通の安カップ麺という感じ。
購入価格は3.49 USD(ニューヨーク)なので今のレートだと390円ぐらいと結構な値段なのだが、カップ麺の輸送は空気を運ぶようなものなので日本からの輸出だとしょうがないのかな。まあニューヨークでちょっと洒落た(店屋の)ラーメンなんぞ食べれば二千円近く取られることを考えると、それほど割高なものではないのかもしれない。
麺は扁平断面で輪郭が結構シャープ。気泡感もあって、ラーメンというよりもヌードルの麺という感じ。ちょっと味噌ラーメンの麺としては鋭すぎるような気もして、もうちょい大らかな食感の方が似合いそう。
スープは舌触りで味噌の粒子によるザラザラ感がある。味噌は辛口(刺激の辛さではなく、甘くないという意味)でやや陰気な香り。だが粉末スープの存在感も結構あり、これが暗さや厳しさを緩和しているように感じた。反面重厚さを消して軽々しくなったようにも思う。うま味は適度だがやや人工的で、辛い刺激は控えめ。具のコーンはふくよかだけど、甘さがちょっとわざとらしい。
米国産のMaruchanやNissinのカップ麺が単品でも50円相当程度で買えることを考えると、今回の品の390円相当という価格はかなり限られた人でないと買う気は起きないだろうな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902663 009153 |
会社名 | ひかり味噌 |
製品名 | 麺楽 らーめん みそ味(輸出専用品) |
謳い文句 | スープが自慢!後入れコクみそ Japanese Ramen “Miso” Authentic Ramen Soup |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net90.5/麺65g |
熱量 | 390kcal (1633kJ) |
Na | 2.24g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ(かやく(キャベツ・コーン・人参・ねぎ)入り) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | ヌードル的な扁平断面、気泡感は強いがシャープな印象、味噌ラーメンには鋭すぎる |
汁・ソース | 味噌のザラザラした舌触り、辛口で暗い印象を粉末スープが緩和する、旨味は人工的 |
具・その他 | コーンはふくよかだが甘すぎる、日本のディスカウント店で安売りされる品のレベル |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/08 |
賞味期限 | 2020/01/17 |
入手方法 | 2019/06/07 New York (USA) |
税込購入価格 | 3.49 USD (≒377 JPY) |