No.6423は麺のスナオシ、サッポロみそラーメン。前回No.6422日清のラーメン屋さんに続いて油揚げ麺で味噌味の袋麺。
学生の頃、体育の実技とか英語の教科書音読とかで順番が回ってくる際に、前の人が上手いと自分の下手さ加減が比較強調されて嫌だなあと思うことが多々あった。なのでもしも今回の麺のスナオシ、サッポロみそラーメンに人格があるならば、よりによって優等生日清の直後に俺の試食をしなくてもいいだろうに、i-ramenの管理人も人が悪いというか無慈悲だなあ・・・と嘆くだろう。
しかしこれは天が与えた試練である。天下の日清と横並び比較されることでスナオシの真の力が試されるというものだ。いつも大黒食品等の安売りブランドと一緒にぬるま湯の中にいては飛躍のチャンスも限られてしまうからね。
今回の品はスナオシの袋麺よりどり三点を税込108円で購入、一個当たり36円だね。純粋な単品売りではないけれど、五個パック販売の一個当たり価格を除外すると日本で売られる即席麺の最安値クラスである。対してNo.6422日清のラーメン屋さんは税込54円、1.5倍の差があり、本来ならば比較にならないものである。
私にとって今回の試食は1999年1月のNo.1209からほぼ20年ぶりになるもの。でもパッケージは殆ど変わっていない。上の写真には40円の値札がついているけど、今よりも高かったんだ(当時の消費税5%を加味すると税込42円)。スナオシは物価の優等生だねえ。
食べてみて、んーそれほど悪くない。少なくとも36円以上の価値は十分にある。No.6422日清のラーメン屋さん札幌みそ味が54円というのを基準とすれば、45円ぐらいの値段が付いていてもおかしくないと思う。まあさすがに日清を追い越してしまうということはなかったが。
麺は細めで意外に引き締まっており、ダラ~ンとしただらしなさは感じない。適度な粘りや滑らかさがある。とはいえ日清のラーメン屋さんほどの強い存在感は無い。
スープは堅実な味。安い味噌味即席麺でしばしば感じる卵の殻を砕いたようなカルシウム感が無いのは良いと思う。さすがに奥の深さとか華やかな香り等の高級感は無いけれど、乾燥臭い匂いや嫌な味はしない。反面脂っぽさとか力感も無いので、食べたら力がモリモリ湧いてくることも無い。まあこの辺は適当な肉や野菜や薬味を入れれば補えるだろう。
スナオシのサッポロシリーズには他にしょうゆとタンメン(塩)があるが、今回の味噌味を含めてみな価格以上の価値があり、また同社の「拉麺」シリーズよりも落ち着いた味で好ましいと私は感じた。
ということで、総合評価は日清のラーメン屋さんと同じまさかの★2.5点を付けてしまおう。優勝候補(日清)の演技が終わった次に、無名でノーマークの選手(スナオシ)が出てきたら、おお!意外にやるじゃん!これからときどきチェックしなきゃ、てな感じの結果であった。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 973288 323238 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | サッポロみそラーメン |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net84/麺75g |
熱量 | 362kcal (1516kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.6+1.9g(食塩相当量1.5+4.9g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めだが引き締まった食感、だらしなさは感じない、適度な粘りや滑らかさがある |
汁・ソース | 地味だが堅実な印象、脂っ気は無く力感は弱い、卵の殻みたいなカルシウム感は無い |
具・その他 | 奥の深さとか華やかさとは無縁だが、嫌な味や匂いはしない、価格以上の価値がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/02/24 |
賞味期限 | 2019/04/16 |
入手方法 | 2018/09/14 Can-Do |
税込購入価格 | 36 JPY(108 JPY/3p) |