No.6235はミホミ、藤枝朝ラーメン。ミホミは静岡県の会社であり、同県藤枝市では古くから朝にラーメンを食べる習慣があるのだとか。そして温と冷、二通りのスープが選べるのも特徴。
この製品、一見マルタイ風の二食入り棒状ラーメンなのだがスープが温と冷の二種類(各一食分)が入っているのが特徴。つまり一袋買えば明確に異なる二つの味た楽しめるというものだ。麺は同じものをゆで時間と水洗いの有無で作り分ける。
九州の棒状ラーメンには普通のラーメンの他に冷やしラーメンや焼そばも作れます、という説明書きがある製品が結構あるが添付するスープはあくまで一種類。一袋に二種類のスープが付く構成の製品は初めて見るなあ。
また間違えやすいのは、冷しラーメンは冷やし中華ではないということ。私も先入観から作る直前まで冷しの場合は浅い皿に盛り、添付の液体スープを直接かけるものだと思い込んでいたのだが、説明書きをよく読んでみたら220mlの水で溶くよう指示があり、挿し絵も丼になっている。なおつけ麺風の食べ方も推奨されていた。
食べてみて、棒状ラーメンとしてはかなり太くてどっしりした食感。密度が高そうというか、小麦の分子がみっちり詰まっているような印象(←あくまで感想です)。普通の棒状ラーメンが乗用車とすれば、この製品の麺はダンプカーみたいだ。温かい方はゆで時間が3分なのに対し冷たい方は4分なのだが、水にさらして洗うので引き締まり、結果的に温も冷もあまり食感に違いは無い。
スープは昆布だしが強く、次いで鰹とポークのうま味が来る。脂っ気は殆ど無くスッキリしており、そばつゆにも近いような感覚がある。わざわざスープを温と冷で分けているけれど、基本的な味造りはそう大差無い。但し、冷の方は水飴か蜂蜜を混ぜてあるみたいな甘さが強調されていた。
素直な感想としては一袋で二種類の味を楽しめるのって面白いね!作って食べる過程をそれぞれで楽しめた。ただ、この製品は税込価格493円であり、観光土産としての性格が強いもの。もうちょい普及価格帯でこういう柔軟な発想の製品があったらいいのに、とも思った。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 986428 900510 |
会社名 | ミホミ |
製品名 | 藤枝朝ラーメン |
謳い文句 | 朝ラー通は温冷2杯食す!志太系中華そば 藤枝朝ラー文化軒究会公認 温・冷スープ各一食/麺二食入 |
調理方法 | ゆで3分分離調理(温)/ゆで4分水さらし(冷) |
質量 | Net285/麺160g |
熱量 | |
Na | |
付属品 | 温用液体スープ、冷用液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 角断面でかなり太い棒状麺、輪郭は甘めだが密度が高そう、温と冷で大きな差は無い |
汁・ソース | 昆布だしが強く次いで鰹と豚の旨味、脂は少なくそばつゆにも近い、冷は甘さが強い |
具・その他 | 一つの製品で二つの味が楽しめるのは画期的、ただ予想した程温と冷の差は無かった |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2018/05/23 |
賞味期限 | 2018/06/30 |
入手方法 | 2018/04/08 しずおかマルシェ |
税込購入価格 | 493 JPY |