No.5765は徳島製粉、金ちゃんラーメン。発売は1968年2月だが、その前身として「キンツルラーメン」「ナルトナミキンツルラーメン」という製品が存在していた。金ちゃんラーメンの袋に描かれたイラストは登場以来全く変わっていないみたい。同じような屋台のイラストでライバルでもある明星のチャルメラおじさんは、時流に合わせてズボンの継ぎ当てが無くなったり・・・・・・無精ヒゲを止め、草履がスニーカーになる、輪郭がIllustratorで描いたような滑らかな線になるなど徐々に洗練されていったのとは対照的である。今でも金ちゃんのズボンにはまだ膝に継ぎ当てがあるんだよね。屋台の絵を見る限り、そこから出されるラーメンはあまり美味しくなさそうな気がするのはご愛嬌。何たって赤と黄色のシマシマ模様の屋台だからな。あとこのパッケージには、今となっては珍しい透明の窓がまだ残っている(屋台の暖簾の下辺り)。昔の即席麺は大抵この透明窓があって、中の麺やスープの小袋の様子をちょっとだけ覗き見ることが出来たのだった。
かように昔ながらのパッケージをそのまま引き継いでいる金ちゃんラーメン、中身の味も昔ながらの雰囲気を維持している。即席麺って昔の方が旨かったよなー、とお嘆きな貴兄はお試しあれ。生めんを目指した昨今の製品とは全く違う。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 904760 010018 |
会社名 | 徳島製粉 |
製品名 | 金ちゃんラーメン |
謳い文句 | スープ付 まいどあり~ |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net103/麺93g |
熱量 | 473kcal (1980kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.6+1.3g(食塩相当量4.8g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太の揚げ麺は、古き佳き揚げ物の香ばしい匂いが強い、本製品の方向性を支配する |
汁・ソース | 濁り感がある薄茶色、醤油濃度は高くない、まろやかで控えめな味、白胡椒の刺激 |
具・その他 | 生麺志向の即席麺とは対極の味、この味を守りながら長く作り続けて欲しいと願う |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2016/05/01 |
賞味期限 | 2016/05/25 |
入手方法 | 2015/11/09 ライフ |
税込購入価格 | 78 JPY |