カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6495 Nissin Fodos (USA) Cup Noodles Spicy Chile Chicken Flavor

No.6495は米国の日清食品、Cup Noodles Spicy Chile Chicken Flavor。米国版Cup Noodlesについては先日No.6481のSesame Chicken味の際にチキン味の品揃えに関して述べている。

今回の品はポルトガルで購入したもの(上図)。日清は欧州でハンガリーに生産の、ドイツに販売の拠点を持っているのに米国で作られた製品が流通しているのが興味深い。まあポルトガルといえば欧州の西端であり大西洋の向こうは米国だから、下手にハンガリーから陸路で運ぶより米国から船で大量輸送する方がコスト的に有利なのかもしれんな。ちなみにポルトガルのスーパーでは欧州製の日清製品に遭遇しなかった。

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No.6490 Maggi (Malaysia) Hot Heads Spicy Goreng

No.6490はマレーシアのNestlé、Maggi Hot Heads Spicy Goreng。インドネシア名物の汁なし麺ミーゴレンのピリ辛版である。とはいってもマレーシア産のMaggi製品をインドネシアで売られているのを見たことがない。ここはIndomieが強すぎるから直接勝負を避けているのだろう。

マレーシアのNestléは大規模な即席麺の生産能力があるようで、国内消費だけでなくシンガポールやオーストラリア、オセアニア辺りへの輸出も行って、そしてこれらの国でのMaggiのシェアは十分に高い。先日オーストラリアへ即席麺探索へ行き、同国で販売されるNestléが自国生産ではなくこのマレーシア製だったという事実を知ってかなり驚いた。

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No.6489 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour

No.6489はカナダのAnderson Wattsが輸入する、Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour。No.6485で姉妹品のOriental Flavourを紹介している。製造元がどこなのかはまだ確証を得ていない。

英語とフランス語との併記で、フランス語の味の表記はà saveur de Boeuf épicé Imitationと記されており、要はあたしゃニセ牛肉味でっせ、ということだね。日本人の感覚としては自社製品のパッケージを堂々と「イミテーション」なんて言葉で飾るのは何とも自虐的というか、プライドは無いのか!?と思ってしまうよ。

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No.6485 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Oriental Flavour

No.6485はカナダのAnderson Wattsが北米市場へ輸入販売する、Mr.Noodles Oriental Flavour。この製品についてはかなりの時間を割いて調査をしたのだが、結局製造場所の特定が出来なかった。WikiでMr.Noodlesを調べると中国は広東省恵州市のBeltek Foodsであると記されているのだが、そもそもWikiの即席麺情報はデタラメが多いし様々な状況証拠から信ずるに足らないと判断した。

さらにややこしいのはバングラディシュ製で同じMr.Noodlesを名乗る即席麺が存在し、こいつとの関連性も不明。ロゴは似ているけど微妙に違う。バングラ製のはPran Argoという会社が製造する。

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No.6481 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Sesame Chicken Flavor

No.6481は米国の日清食品、Cup Noodles Sesame Chicken Flavor。Sesameが無いただのChicken Flavorは2016年12月にNo.5926で試食済み。

米国版Cup Noodlesは2016年9月に大規模な改変を行い、減塩や化学調味料不使用など健康志向的な要素を取り入れた。この改変で以前のCup Noodlesにあった乾燥野菜の日向臭さが鼻につく欠点が気にならない程度に軽減され、またうま味が日本のカップヌードルと比べて人工的で隙間が多い印象だったものが大きく改善されていた。今回の品はこの大規模改変の後に追加されたチキン味の派生製品。

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No.6479 Pastas La Muñeca (Colombia) Noodles Express Sabor a Pollo

No,6479はコロンビアのPastas La Muñeca、Noodles Express Sabor a Pollo。チキン味である。Pastas La Muñecaはコロンビアにあるパスタを扱う会社で、即席麺は二種類の味のカップ麺を揃えるのみ。袋麺は持っていない。

きっと海外へ生産委託しているのだろうと睨んでカップの容器を観察すると”Fabricado por. Hangzhou Green Home Foods Ltd.”との記述を発見した。製造は杭州グリーンホームフーズ株式会社、ということは中国は浙江省杭州市の会社だな。海外製品を食べ続けていると、だんだんどこで作られた製品かを見分ける嗅覚が鋭くなってきたよ。

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No.6475 Nissin Foods (Brasil) Tallarín Sabor Queso

No.6475はブラジルの日清食品、Tallarín Sabor Queso。TallarínおよびSabor Quesoはスペイン語でそれぞれ「麺」と「チーズ味」の意味。ブラジル製なのだが今回の品はコロンビアで購入した輸出仕様でありポルトガル語表記ではない。ブラジル国内版だとTalharim Queijoという製品名になる。

外観の色使いを見るとイタリアンなパスタを目指しているのが伺える。ブラジルにはイタリアの移民がパスタの食文化をもたらしていると聞いているので、その流れに焦点を合わせた製品なのであろう。

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No.6472 Nissin Foods (Brasil) Cup Noodles Sabor a Verduras

No.6472はブラジルの日清食品、Cup Noodles Sabor a Verduras。野菜味である。ブラジルはポルトガル語圏であり、本来ここでは野菜のことを”Legumes”と表記するらしいのだが、今回の品はコロンビアで購入した輸出仕様であるためスペイン語の”Verduras”と書かれている。

なお海外では全てカップヌードルのことを”Cup Noodles“と複数形で表記しており、”Cup Noodle”と単数形表記するのは日本だけ。遠い将来ブランドの国際化や統一という名目で日本も”Noodles“になるんじゃないかと睨んでいる一方で、私の目の黒いうちには実現できないんじゃないかとも思ってる。

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No.6470 Sanyo Foods (USA) Sapporo Ichiban Original Cup

No.6470は米国のSanyo Foods of America、Sapporo Ichiban Original Cup, Oriental Noodle Soup。1978年に日本のサンヨー食品が米国法人を設立してカリフォルニア州に工場を建て、今回の品もここで生産されたもの。パッケージは日本の袋版サッポロ一番のイメージを強く感じさせる。

先日ニューヨークのスーパーを二日間に渡って探索したのだが、見た感じで即席麺のシェアが高いのはMaruchan、Nissin、Nong Shim(農心)であり、今回のSanyoはこの上位三社からはかなり離されている印象だった。韓国系のSamyang(三養)にも負けているように見えたな。

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No.6447 Ajinomoto (Poland) Oyakata Soy Sauce Ramen Soup

No.6447はポーランドのAjinomoto、Oyakata Soy Sauce Ramen Soup。この会社がどうして即席麺シリーズ名に「親方」という名前をつけたのかいつも疑問に思っている。日本人ならほとんどの人が判るとはいえ日常的に使う言葉じゃないし、ましてポーランドや欧州で知名度がある日本語だとも思えない。ラーメン屋の親父を親方と呼ぶのもあんまし一般的とはいえないしなあ。

私程度の年齢で親方といえばスネークマンショーの「おうタメ、シンナーに気をつけて壁塗んなぁ」「わかりました親方~」が脳裏に浮かんできてしまうよ。

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