カテゴリー別アーカイブ: 50海外のカップ麺

No.6507 Gunz (Austria) Asia Gold Huhn-Geschmack

No.6507はオーストリアのGunz、Asia Gold Huhn-Geschmack。チキン味。No.6497の試食で姉妹品のOrientalische Art(東洋スタイル)を採り上げており、この時の経験からこのAsia Goldは日本のカップ麺からはかなりかけ離れた価値観の下で作られているな、ということを認識した。今回は予備知識があるので驚ろかないぞ!

購入価格が2.50EURと高いのはバリバリの観光地(ギリシャのサントリーニ島)の中心にある店で買ったから。普通にスーパーで買えばずっと安いはず。まあ一期一会だからしょうがない。

今回のAsia Goldは中央右に置いてある
さりげなくあの英Pot Noodleもあった
店員の愛想がいいのはたくさん買ったから

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No.6505 Shirakiku 白菊 (USA) Goku-Uma Tonkotsu Ramen 極旨 豚骨ラーメン

No.6505は米国のWismettac Asian Foods、Shirakiku Goku-Uma Tonkotsu Ramen、白菊 極旨 豚骨ラーメン。生産は日本。この製品は背景が複雑で私自身把握しきれていない部分もあるのだが、推測を含め判る範囲で説明しよう。アジアン食材を輸出する商社である西本Wismettacホールディング社(日本)が北米に於ける販社としてWismettac Asian Foods社を設け、Shirakikuブランドの品揃えの一つとして販売される製品である。

 

西本Wismettac HD社自体は即席麺の生産機能を有さないと思われるが、じゃあどこが作ったの?という疑問が湧きあがる。

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No.6504 Itinéraire des Saveurs (France) Cup Nouilles Saveur Poulet

No.6504はフランスのIntermarchéItinéraire des Saveurs Cup Nouilles Saveur Poulet。チキン味のカップ麺。Intermarché はフランスのスーパーマーケットチェーン、Itinéraire des Saveursはその中にある世界の味覚を集めてみました的なブランド。パッケージに描かれた女性は本品が中華料理のカテゴリーに属していることを示す(日本料理には違うキャラクターが割り当てられている)。

パッケージには「Importé de Thaïlande par」と書かれており、タイからの輸入品である。うん、このカップの形状はどこかで見覚えがあるぞ!

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No.6497 Gunz (Austria) Asia Gold Noodles Orientalische Art

No.6497はオーストリアのGunz、Asia GoldNoodles Orientalische Art。Orientalische Artはドイツ語で東洋スタイルという意味である。

オーストリア国籍の即席麺は過去にThai Cooking社のものを二回紹介しているが(No.5197, 5257)、会社名から推測できるようにタイで製造されたもの。一方今回の品はカップの側面にオーストリアの隣国であるチェコ製である旨が記されていた。チェコ国籍の即席麺は過去14種類食べており、その中でVitana社のカップ麺(No.5432)が今回の品と酷似していた。恐らく製造場所が一緒なのだろう。

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No.6495 Nissin Fodos (USA) Cup Noodles Spicy Chile Chicken Flavor

No.6495は米国の日清食品、Cup Noodles Spicy Chile Chicken Flavor。米国版Cup Noodlesについては先日No.6481のSesame Chicken味の際にチキン味の品揃えに関して述べている。

今回の品はポルトガルで購入したもの(上図)。日清は欧州でハンガリーに生産の、ドイツに販売の拠点を持っているのに米国で作られた製品が流通しているのが興味深い。まあポルトガルといえば欧州の西端であり大西洋の向こうは米国だから、下手にハンガリーから陸路で運ぶより米国から船で大量輸送する方がコスト的に有利なのかもしれんな。ちなみにポルトガルのスーパーでは欧州製の日清製品に遭遇しなかった。

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No.6490 Maggi (Malaysia) Hot Heads Spicy Goreng

No.6490はマレーシアのNestlé、Maggi Hot Heads Spicy Goreng。インドネシア名物の汁なし麺ミーゴレンのピリ辛版である。とはいってもマレーシア産のMaggi製品をインドネシアで売られているのを見たことがない。ここはIndomieが強すぎるから直接勝負を避けているのだろう。

マレーシアのNestléは大規模な即席麺の生産能力があるようで、国内消費だけでなくシンガポールやオーストラリア、オセアニア辺りへの輸出も行って、そしてこれらの国でのMaggiのシェアは十分に高い。先日オーストラリアへ即席麺探索へ行き、同国で販売されるNestléが自国生産ではなくこのマレーシア製だったという事実を知ってかなり驚いた。

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No.6489 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour

No.6489はカナダのAnderson Wattsが輸入する、Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour。No.6485で姉妹品のOriental Flavourを紹介している。製造元がどこなのかはまだ確証を得ていない。

英語とフランス語との併記で、フランス語の味の表記はà saveur de Boeuf épicé Imitationと記されており、要はあたしゃニセ牛肉味でっせ、ということだね。日本人の感覚としては自社製品のパッケージを堂々と「イミテーション」なんて言葉で飾るのは何とも自虐的というか、プライドは無いのか!?と思ってしまうよ。

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No.6485 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Oriental Flavour

No.6485はカナダのAnderson Wattsが北米市場へ輸入販売する、Mr.Noodles Oriental Flavour。この製品についてはかなりの時間を割いて調査をしたのだが、結局製造場所の特定が出来なかった。WikiでMr.Noodlesを調べると中国は広東省恵州市のBeltek Foodsであると記されているのだが、そもそもWikiの即席麺情報はデタラメが多いし様々な状況証拠から信ずるに足らないと判断した。

さらにややこしいのはバングラディシュ製で同じMr.Noodlesを名乗る即席麺が存在し、こいつとの関連性も不明。ロゴは似ているけど微妙に違う。バングラ製のはPran Argoという会社が製造する。

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No.6481 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Sesame Chicken Flavor

No.6481は米国の日清食品、Cup Noodles Sesame Chicken Flavor。Sesameが無いただのChicken Flavorは2016年12月にNo.5926で試食済み。

米国版Cup Noodlesは2016年9月に大規模な改変を行い、減塩や化学調味料不使用など健康志向的な要素を取り入れた。この改変で以前のCup Noodlesにあった乾燥野菜の日向臭さが鼻につく欠点が気にならない程度に軽減され、またうま味が日本のカップヌードルと比べて人工的で隙間が多い印象だったものが大きく改善されていた。今回の品はこの大規模改変の後に追加されたチキン味の派生製品。

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No.6479 Pastas La Muñeca (Colombia) Noodles Express Sabor a Pollo

No,6479はコロンビアのPastas La Muñeca、Noodles Express Sabor a Pollo。チキン味である。Pastas La Muñecaはコロンビアにあるパスタを扱う会社で、即席麺は二種類の味のカップ麺を揃えるのみ。袋麺は持っていない。

きっと海外へ生産委託しているのだろうと睨んでカップの容器を観察すると”Fabricado por. Hangzhou Green Home Foods Ltd.”との記述を発見した。製造は杭州グリーンホームフーズ株式会社、ということは中国は浙江省杭州市の会社だな。海外製品を食べ続けていると、だんだんどこで作られた製品かを見分ける嗅覚が鋭くなってきたよ。

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