No.6489はカナダのAnderson Wattsが輸入する、Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour。No.6485で姉妹品のOriental Flavourを紹介している。製造元がどこなのかはまだ確証を得ていない。
英語とフランス語との併記で、フランス語の味の表記はà saveur de Boeuf épicé Imitationと記されており、要はあたしゃニセ牛肉味でっせ、ということだね。日本人の感覚としては自社製品のパッケージを堂々と「イミテーション」なんて言葉で飾るのは何とも自虐的というか、プライドは無いのか!?と思ってしまうよ。
おそらく販売される国や地域によっては、表示される素材(今回の場合は牛肉)由来のエキスを使っていない場合、その旨を明示しなければならない規制があるのだろうと推測する。しかし今回のようなSimulated FlavourやImitationという記述は初めて見るものだ。ちなみにArtificial Flavor (Flavour)という表記なら今までに何度も見たことがある。
食べてみて、醤油ベースの牛肉味は東洋風。No.6485のOriental Flavourよりもはるかにアジアンテイストっぽさが強い。とても安っぽいんだけれど、辛い刺激があるので飽きさせない味だ。
麺はOrientalと同じ印象で細く気泡感がありフカフカした頼りない歯応え。スープは明確な醤油の香りがあって親しみやすい。イミテーション牛肉の香りは控えめなこともあり不自然さは無い。総じて軽めで薄味なのだが、唐辛子のチリチリした刺激が退屈さから救ってくれる。とはいっても辛さは子供でも大丈夫な程度。
No.6485のOriental Flavourでも書いたけれど、このMr. Noodlesを名乗るカップ麺は二種類ある。一つは今回の外装がボール紙に包まれて紙のフタである「輸入者:カナダのAnderson Watts社(製造者不詳)」のもの。もう一つは後日紹介するシュリンク包装で樹脂製のフタを持ち「製造者:バングラデシュのPran Agro社」のもの。もちろん中身は別物だ(後者はかやくが別添でフォーク付き、硬質カップ)。
どちらも世界中に満遍なく流通しているものである。もし世界のどこか街角でMr. Noodlesに出会う機会があるならば、このことをちょっと思い出してほしい。(実は袋麺もそれぞれが存在しているんだけど、カップ麺以上に判別が難しい)
国名 | カナダ |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 0 59491 00245 1 (UPC) |
会社名 | Anderson Watts (Importer) |
製品名 | Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分/電子レンジ2〜4分 |
質量 | Net64g |
熱量 | 280kcal (1172kJ) |
Na | 1.93g |
付属品 | 粉末スープ(コーン・グリーンピース・大豆蛋白質・人参・キャベツ・ねぎ入り) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細く気泡感がある、軸方向への弾力感も強くややだらしない食感、嫌な匂いはしない |
汁・ソース | 醤油の香りがする牛肉味、あっさりして控えめな味だが唐辛子の刺激が飽きさせない |
具・その他 | コーンは硬くて日向臭い、細かな野菜が結構多い、オリエンタル味よりも東洋っぽい |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/08/30 |
賞味期限 | 2019/08/20 |
入手方法 | 2019/05/19 サントリーニ島の街角(Greece) |
税込購入価格 | 1.95 EUR (≒240 JPY) |