No.6464は麺のスナオシ、麺’s味工房 味噌ラーメン。税込59円で購入した日本では最安値クラスのカップ麺であるにも関わらずパッケージのフタには「従来の麺’s味工房より 具 材 増 量!!」「味わい深い味噌のコクとパンチが決め手!」という自信に満ち溢れたキャッチコピーが躍る。まるで「ワタシのことは値段じゃなくって味で選んでよ!」と言いたげな想いが伝わってくるようだ・・・
でもだがしかし、俺はそんな文言に騙されるほど甘くはないぞ。フタの右上には「いい値!」というやや場違いなコピーがあり、これはやはり価格勝負の製品だと自覚している証ではないか。それに「いいね!」なんていうのは客観的な評価であるもので、自分で言っちゃあいかんよな。
格安カップ麺にも関わらず湯戻し時間は四分とちと長め。その分麺にはリアルで迫力の食感が期待できる、かもしれない?
食べてみて、麺の見た目は確かに値段の割には太めでしっかりしている。ただ実際に食べてみると歯応えはフカフカしてちょっと頼りない印象に転ずる。表面はぬめるような食感で、安カップ麺でありがちなザラザラした気泡感は全然無いのだが、これはこれでちょっと不自然なようにも感じる。なお揚げ物の香ばしさも殆どしない。チープでジャンキーなカップ麺っぽさを求める人にはこの製品は期待に応えられないだろう。
スープは味噌濃度が薄く、醤油ラーメンのスープにちょっと味噌をブレンドしたような感じ。ドロッと香ばしい味噌味スープを期待してはならない。味や香りは平板で、まあ価格を考えれば贅沢はいえないな。唐辛子ではなく胡椒系の刺激がある、まああまり嫌な味はしないので、安く早く事務的に腹を膨らましたいという用途には十分叶う。
野菜の具はそれなりの存在感がある。たっぷりとはいわないまでも、ワカメやもやしが散見でき、さらにコーンの甘さがちょっと光っているかな。「従来の麺’s味工房より 具 材 増 量!!」という謳い文句は伊達じゃない。まあ高級感は全然ないけれど。
ということで麺のスナオシを食べた後はいつも同じ結論になってしまうのだが、価格に対しては十分な満足感が得られるもので、金欠時でカップ麺に多くを求めないなれば積極的に推薦したい。でも一食に百円出せるなら、もっと違う選択があるとも言える。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 973288 652024 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | 麺’s味工房 味噌ラーメン |
謳い文句 | 従来の麺’s味工房より具材増量!! 味わい深い味噌のコクとパンチが決め手! |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net83/麺70g |
熱量 | 379kcal (1587kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量0.4+4.7g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(コーン・わかめ・ねぎ・もやし) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太でふっくらしている、プリプリした舌触り、歯応えはややスポンジーで頼りない |
汁・ソース | 味噌濃度が薄く醤油味に味噌を混ぜたような感じ、旨みや香りは平板だが嫌味は無い |
具・その他 | 胡椒の刺激、具は簡素だが量は少なくない、コーンが甘い、購入価格以上の価値アリ |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/04/16 |
賞味期限 | 2019/08/04 |
入手方法 | 2019/02/27 TRIAL |
税込購入価格 | 59 JPY |