No.6288はスペインのNestlé España S.A.、Maggi Fusian Yakisoba Classic。その実体はソース味の焼そば。ネスレのウクライナ工場で集中生産を行い、パッケージの仕様を替えながらスペインのみならず様々な国へ輸出される製品。
欧州へ即席焼そば文化が大々的に展開されたのはドイツの日清食品が2012年に「Soba」を発売したのがきっかけである(と思う)。なので歴史といってもたかだか6年、クラシックもクソも無いだろうと一瞬思ったが、これは源流である日本のソース焼そばに敬意を払ってのネーミングであることに気が付いた。いわば「本場Japónの味」てなところか。
このフシアン焼そば、今まで二種類の姉妹品を試食しているが、味以前にとても製作が難しい。日本の袋焼そばのつもりでお気軽に臨むと湯戻りせずに硬いままの部分がたくさん出てしまい、とても人様に出せるような代物ではなくなってしまう。前回はフライパンを替え、それでも駄目だったから今回は念力、ではなく集中力を絶やさず調理することとしよう。
僅か1msecたりとも気を抜かずにひたすら炒める、ほぐす、混ぜる。おお!三度目にして今回は割とうまく出来上がったぞ。MaggiのFusian Yakisobaを作るときはとにかく目を離さないことと手を止めないことが肝要である。
食べてみて、おお!これは殆ど日本の焼そばだ。ソース味に紅生姜みたいな酸味が効いている。唐辛子のようなピリッとくる刺激があるのはちょっと非日本的かもしれないが、大して違和感は無い。
一方結構違和感があったのは毎度ながら具の乾燥野菜。粒子状の細かさのため、食べていてザラザラした舌触りを終始感じることになる。量はかなりたくさんはいっているのだから、もっと大きな塊にして、歯応えを楽しめるようにして欲しい。
それでも、三度目にして遂に作り方に開眼し、ソース味も普通に美味いと思われ、妙な達成感を得ることが出来た試食であった。
国名 | スペイン |
ジャンル | 袋焼そば |
EANコード | 7 613031 923281 |
会社名 | Nestlé España S.A. |
製品名 | Maggi Fusian Yakisoba Classic |
謳い文句 | |
調理方法 | 炒め3分/電子レンジ1分 |
質量 | Net120g |
熱量 | 488kcal (2040kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.6g) |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース、かやく(乾燥野菜) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細めの角断面、柔らかめで弾力感と粘りがある、絶えずほぐさないと硬い部分が残る |
汁・ソース | 日本のソース焼そばの味を再現出来ている、紅生姜のような酸味と唐辛子の刺激あり |
具・その他 | 具の細かな乾燥野菜がザラザラした舌触り、これを除けば日本人が普通に食べられる |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/08/10 |
賞味期限 | 2018/08/31 |
入手方法 | 2018/06/08 Ueda駐在員様よりいただく |
税込購入価格 |