No.7564はネパールのYashoda Foods、Current Instant Chicken Cup Noodles。ネパールの即席麺というとタイのThai Preserved Food Factory社との関係が深いCG Foods社(वाइवाइ/WaiWaiブランド)が有名だが、今回のYashoda Foods社は2017年創業のまだ新しい会社で、ウチが製品紹介を行うのもこれが初めて。
Yashodaという名には若干の日本語っぽさを感じるが、同社サイトを見る限りは日本との深い関係を見出すことは出来なかった。まあ製品の外観を見る限り仕上げが大雑把で、日本の技術は入っていなさそうだな。
食べてみて、(行ったことないけど)ヒマラヤ山脈を想起させる険しくて遊びのない味。大陸的な香辛料がガンガン効いている反面、うま味は薄い。麺質も潤いに欠けて脆い。食べ切るにはそれなりの覚悟が必要。
そもそも食べるところまで辿り着くのにいくつもの障害・試練があるのだ。今回の品は国内のインド・ネパール系食材店で購入したものだが、前述したチープな外観の仕上げから製品に手を出すのを一瞬躊躇する。開封すると砕けた麺や、粉末スープと油にまみれた小袋などに「これは日本のカップ麺とは違う世界だ・・」とやる気が萎えてしまう。
それでも私は食べなくてはならない。何故ならそこにカップ麺があるからだ。勇気を振り絞って食べた、その先にあったものが、ヒマラヤ山脈を想起させる険しくて遊びのない味である。でも、私はこれでいいし満足だ。到達することに価値があるのだ。
麺は2mm弱の角断面で、表面はザラついている。気泡感が強く、また粘りがとても弱いので、口の中で崩れるような脆さがある。湿気たような感じで、揚げ油の質も良くないような匂いが漂う。この麺が全体の印象を悪くしている。
スープは細かな野菜の欠片によるゴモゴモ感がある一方、若干の透明感もある茶色。色々な香辛料の匂いがして華やか。ピリ辛程度の刺激もあり、退屈さは感じない。反面うま味は弱いので、日本のカップ麺のつもりで食べると違和感を持つ。
具の大きなグリーンピースは粉っぽいけれども存在感がある。キャベツや人参は細かい。
国名 | ネパール |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 8 906088 861422 |
会社名 | Yashoda Foods |
製品名 | Current Instant Chicken Cup Noodles |
謳い文句 | with Tastemaker & Onion Flavoured Oil |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | 内容量60g |
熱量 | 280.2kcal(1,173kJ) |
Na | 0.595g |
付属品 | 調味油、フォーク。粉末スープ、かやく(キャベツ・人参・グリーンピース)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mm弱の角断面、気泡感が強く粘りがない、口中で崩れるような脆さ、油の質が低い |
汁・ソース | ゴモゴモして濁った茶色、華やかな香辛料の匂いが強いが旨味は薄い、ピリ辛の刺激 |
具・その他 | 大きなグリーンピースは粉っぽい、食べるのに勇気が要る、日本の即席麺とは別世界 |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2024/08/03 |
賞味期限 | 2025/01/21 |
入手方法 | 2024/06/29 Siddique National Mart |
税込購入価格 | 180 JPY |