No.7549はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 なめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメン。茨城県を中心に展開するスーパーのカスミ専売品。ヤマダイの本社は茨城県結城郡八千代町、カスミの本社は茨城県つくば市、ということでご近所同士だね。
凄麺同様のノンフライ麺で全部で四種類(全て入手済)。凄と麺の間に「拉」を割り込ませたブランド名で類似性を示唆するが、フタのグラフィックは長い製品名を黒く大きな文字でデカデカと配してちょっと下品。色使いを見てもあまり高級感を感じない。まあこれは凄麺を越えない、凄麺よりも格下であることの表現であろう。凄拉麺は全種類税抜228円で、凄麺の実勢価格よりも少し安い程度。
食べてみて、ほぼ凄麺クオリティといえるものの、スープに関しては凄麺を越えないように?敢えて力を出し控えて華やかさを抑制し、中毒性(?)を切り捨てたみたいな印象を持った。フタのグラフィックが中身を正確に象徴しているね。
もしも醤油味の凄麺(複数ある)が税抜248円で売られている隣で今回の凄拉麺が228円で並んでいたら、私は何を選んだら良いのかで激しく苦悩悶絶してしまうだろう。確かに10~20円相当の格差はあると感じた。
一方麺に関しては凄麺品質そのもの。具については凄麺だったら一番素っ気ない部類だが、食べていて一応有難味を感じる程度。昨今即席麺の価格が高騰する中、価格以上の満足感は十分に得られるだろう。あとカスミ商圏外の人間にとって、今俺は稀少性の高い製品を食べているんだ、という特別な高揚感も得られるな。
麺は幅2.5mmの扁平断面。輪郭はシャープで、表面は滑らかで、キレの良い舌触り。ボリューム感には乏しいが、軽々しさは感じない。適度なしなやかさと粘りもある。これはもう凄麺クオリティと言っても差し支えないだろう。
スープは軽い濁りがある茶色で、結構甘めの醤油味。鶏や豚のうま味は潤沢に出ており、適度な脂っぽさで力感もある。辛い刺激はない。ただ、味の深みとか余韻に今一つ欠け、凡庸に感じた。装飾的な華やかさに欠け必要最低限という感じ。凄麺を食べた時によくある、最後にもう一口スープをすすりたい、という後を引くような名残惜しい気持ちが今回の試食では起きなかった。
チャーシューは直径5cm程度のが二枚で厚みもあり、有難味がある。一方でメンマやワカメは存在感が薄い。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 015415 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄拉麺 なめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメン (カスミ専売品) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | 内容量112g/麺60g |
熱量 | 330kcal(1,382kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.9+5.7g) |
付属品 | 液体スープ、かやく1(味付焼豚)、かやく2(ねぎ・わかめ・メンマ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの扁平、輪郭は明確で表面は滑らか、キレが良く適度な粘りもある、凄麺品質 |
汁・ソース | 軽い濁り、甘めの醤油味、鶏豚の旨味は潤沢で力感もある、だが深みや華に欠け凡庸 |
具・その他 | 肉は直径5cmが二枚で有難味がある、スープの質感を意図的に凄麺未満に留めた印象 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/07/11 |
賞味期限 | 2024/09/17 |
入手方法 | 2024/06/29 happachanよりいただく |
税込購入価格 | (246 JPY) |