No.7477 味丹企業 (Taiwan) 味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)

No.7477は台湾の味丹企業、味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)。味味一品はレトルトの具が付いた高級即席麺で、カップ版と袋版で同じ味を揃えている。

▲2023年の台湾遠征で食べた臭豆腐(揚げ)

臭豆腐といえば腐敗臭を放つ癖の強い食材で、食べられない人も多いだろう。私は大好物とまでは言わないが、台湾へ行く度に夜店で食べて、少し良さが判ってきたかな?程度の初心者。

▲昔食べた臭豆腐味即席麺
台湾の統一企業、阿Q 臭臭鍋 泡菜鍋(2011年)
泡菜はキムチのこと

臭豆腐味の即席麺を食べるのは今回が二度目で、前回食べたものは安価な製品なので具に豆腐は付いておらず、スープに微かな発酵臭がある程度で大したインパクトは無かった。しかし今回の品はレトルトの臭豆腐がついており、本場の臭いを漏らさず真空パックし、リアリティの高い香りを堪能できるはず!

食べてみて、いや~、これはキツイ。だがキツい臭いのその先にもしかして甘美な世界があるかもしれない、という予感もある。とにかく食べる人を選ぶ製品である。

レトルトの袋を開封したその瞬間、古民家の長く清掃を怠った汲み取り式便所のようなアンモニア臭さが鼻を突き刺す。この時点で日本人の八割以上は戦闘意欲を失うだろう。私が今まで台湾の夜市で食べた臭豆腐の臭いよりも遥かに強い。昔食べた統一の阿Q臭臭鍋などはそもそも比較の対象にすらならない。

だがレポートする義務感もあって試食を開始。あれ?臭くない?鼻が慣れたのか、それとも鼻が壊れたのか?まだ心の底から美味しいとは言えないが、香りの一つの形態として納得できるものがある。あと五回十回食べれば、好きになれるかもしれないのだ。

たぶん日本の鮒寿司やくさやを食べられる人ならば、第一関門は通過できると思う。一方で臭豆腐未経験者がいきなりこの製品を食べるのはお勧めしない、というよりも避けるべきである。
来たれ、チャレンジャー!

麺は幅2.5mmの扁平で、輪郭は明確でキレが良い舌触り。気泡感があり、重量感は乏しいが、硬めで粒立ちの良い麺である。

スープは濁りのある茶色で、とても臭い。レトルトの封を切った瞬間、あまり清潔ではないトイレの匂いを連想した。この時点で臭豆腐を食べたことの無い日本人の八割以上はギブアップするだろうと思う。しかし不思議なことに、食べ始めると匂いのことは忘れてしまう。スープ自体はポーク味がベースで、唐辛子の刺激が強いが、花椒の痺れはあまりない。

レトルトの豆腐は長辺が25mm程度あり、硬めでややボソボソするが、煮込まれて味がよく染み込んでいる。僅かに豚肉も入っている。

国名 台湾
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 710110 236980
会社名 味丹企業
製品名 味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)
謳い文句 香臭帯勁 台湾味
調理方法 熱湯3分
質量 内容量218g
熱量 556kcal (2,328kJ)
Na 2.965g
付属品 粉末スープ(ちんげん菜・ねぎ入り)、レトルト具(臭豆腐・豚肉)、調味油
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
2.5mmの扁平、輪郭は明確でキレが良い舌触り、気泡感があり軽い食感、粒立ちが良
汁・ソース レトルト開封時に強烈な便所臭、食べる時は殆ど気にならない、豚肉味でかなり辛い
具・その他 豆腐は硬めでボソボソ、豚肉も入っている、臭豆腐初心者お断り、慣れれば良いかも
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2024/03/18
賞味期限 2024/03/22
入手方法 2023/11/01 全聯福利中心 (Taiwan)
税込購入価格 47 TWD (≒219 JPY)