No.7216は東洋水産、マルちゃん ハマる 鬼旨辛麺。姉妹品のハマる スパイシー黒醤油味をNo.7136で紹介している。しかし黒醤油味も同様なのだが、パッケージに大きな字で書かれている「いつもよりちょっとパンチある一杯」が正式な名前だと思ってしまうよ。だが同社サイトを確認すると「ハマる」がシリーズ名であり、「いつもより~」は名前に含まれない。
そもそも「ハマる」というのは製品名としてキャッチーではないように感じるのだ。日常生活の中で「俺、昨日ハマる食ったぜ」なんて会話は想像しにくい。マルちゃんZUBAAAN!もそうだけど最近同社の製品名は自分の感性にハマらないものが多いなあ。
食べてみて、既存の即席麺の枠には囚われない自由奔放な印象。麺は中華麺というよりもうどんに近いし、スープも味噌と醤油の中間的な印象。これに加えて結構な唐辛子の刺激があり、これが麺やスープの立ち位置の曖昧さや普通じゃなさを覆い隠しているような構図に思える。
もう一つの見方として、明星チャルメラ宮崎辛麺を斜めから攻略しているようにも見える。正面切って堂々と闘わないのは、チャルメラのネームバリューや宮崎辛麺が既に築いた実績を考えると仕方のないことだろう。
それでも、パッケージに載る調理例写真のようにかき卵やニラ、挽肉を入れたらさぞ合うだろうな、と思った。(今回は一個しか手元に無かったのでアレンジ調理はしていない)
麺は幅4mmの扁平で、輪郭が明確でエッジも立っている。密度が高くしっかりした歯応えの反面、しなやかさや情緒性に欠ける気がする。かん水を使っていないようで色は白く、中華麺っぽい香りもない。ラーメンというよりはうどんに近い印象。
スープは濁り感がある橙色で、唐辛子の刺激を前面に押し出している。とはいえ激辛ではないし、あまり鋭くもない。原材料名には記載が無いが味噌やニンニクの匂いも感じられる。鶏ベースの旨味は十分に出ているが、あまり深みとかコク、脂っ気はなくアッサリしている。
チャルメラの宮崎辛麺と比べると、少し素っ気なくて物足りない気がした。単品で食べるとやや隙間が目立つ印象であり、華やかさが欲しい人はニラとか溶き卵を入れるのがいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 514132 (5p:514149) |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | ハマる 鬼旨辛麺 |
謳い文句 | いつもよりちょっとパンチある一杯 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net89/麺80g |
熱量 | 382kcal (1599kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.3+3.7g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅4mmの扁平、輪郭は明確で密度が高い、情緒性に欠ける、白くうどんみたいな食感 |
汁・ソース | 濁った橙色、強い唐辛子の刺激、鶏ダシ、味噌やニンニクの香り、深みや脂っ気無し |
具・その他 | チャルメラ宮崎辛麺に違う角度から挑む、華やかさに欠け、卵やニラ挽肉を入れたい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/01/26 |
賞味期限 | 2023/02/10 |
入手方法 | 2022/12/30 happachanよりいただく |
税込購入価格 |