No.7103は大黒食品工業、マイフレンドビック たぬきうどん。18年ぶり(No.2961以来)の紹介となる。定番商品に関しては、試食記を掲載するのが10年以上空いたら再試食を行い、現状把握を行うべしという鉄の掟(そんなに大それたものではないが)を課して自らを律している。今回のレポートを以て、マイフレンドビックは現行12種類の全てをこの10年以内に食べたことになる!めでたい。
▲昔のマイフレンドビック たぬきうどん(2004年)
この頃からのり天が入っている
▲マイフレンドの先兵、東京チャーシュー麺
大黒にマイフレンドというサブブランドが登場したのは1986年※の「東京チャーシュー麺しょうゆ味」が最初で、結構な歴史があるのだ。このときはまだ「ビック」とは名乗っていないものの、既に1.5倍の大盛りであった。
※メーカー資料による。状況証拠からみて私には少し腑に落ちない部分があるのだが。
食べてみて、どん兵衛や赤いきつねといった著名なブランド品と比べると、麺もスープも各要素がちょっとづつ地味になっているような印象を受けてしまう。だがブランド品達が具として華麗な油揚げを競い合う中、ブルジョワ好みの具を採用できない(?)苦肉の策として持ち出してきた「海苔の天ぷら」が、他が持っていない個性として異色の光を放っているのだ!
なので高級感こそ無いものの、さほど悪い印象は持たない。著名ブランドのカップうどんに飽きてきた時、少し目先を変えてマイフレンドを選んでみたら如何だろうか?量も少し多いしね。
麺は5mmほどもある幅広麺だが、薄くてボリューム感はあまりない。有名ブランドのカップうどんと比べると痩せた感じがする。でもこのおかげで量が結構多い(麺85g)のに、最後まで飽きずに食欲を維持しやすいというメリットがある。縮れは強い。
スープは透明感がある淡い色で、醤油濃度は薄い。甘めでカツオや昆布のうま味が強く、関西風寄りの味だ。ただあまり深みとかコクは無く平板。辛い刺激は無い。
具ののり天は見た目が安っぽくてあまり期待しなかったが、意外に存在感があり、油揚げとは全然違う目新しい印象を受けた。ワカメや揚げ玉も効果的。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 904511 001647 |
会社名 | 大黒食品工業 |
製品名 | マイフレンドビック たぬきうどん |
謳い文句 | 風味豊かなのり天入り |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net100/麺85g |
熱量 | 454kcal (1901kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+3.6g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(揚げ玉・のり天・わかめ・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 5mmの幅広だが薄くて量感は弱い、ブランド品より痩せている分大盛りだが飽きない |
汁・ソース | 透明感がある淡い色、醤油濃度は薄い、甘めで鰹や昆布の旨味が強い、関西寄りの味 |
具・その他 | 海苔天は見た目が貧弱だが、食感と香りで存在感がある、ブランド品に飽きた時に良 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/06/15 |
賞味期限 | 2022/07/25 |
入手方法 | 2022/02/22 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 106 JPY |