No.6911 サンヨー食品 瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば

No.6911はサンヨー食品、瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば。この二月に発売された製品だがもう終売になっている様子。本製品には前身として2019年5月発売の「サッポロ一番 レモスコ味 塩焼そば」があり、この頃はまだサッポロ一番ファミリーの一員だった。私はいまだにサンヨー食品=サッポロ一番という意識が強いので、赤い楕円マークに「サンヨー食品」と書かれているのを見ると「あれっ?」と違和感を持ってしまうなあ。

レモスコは広島のヤマトフーズ社による化学調味料無添加ですっぱ辛い液体調味料。しかし注意書きによると本製品はレモスコをそのまま使っている訳ではなく、粉末化して用いているらしい。

食べてみて、想像通り柑橘系の酸っぱい焼そば。一般的なソース焼そばとは大きな隔たりを感じる製品だ。各要素が程々の点を取るようなバランス型の製品ではなく、かなり偏った性格である。

この味が全国の人に支持されて近い将来定番化するものだとは思えないが、いろいろな試行錯誤を行いながら何とかまとめ上げた執念のようなものを感じるな。好奇心旺盛な人向け。

麺は細く軽い食感。表面はややザラつくが、その分ベトつかずにサラッとした口当り。あまり重厚さとか存在感を誇示することはなく、リズムに乗って気軽に食べられる。

ソースは少し雑味がある柑橘系の酸味と塩辛さが強い。また粉末っぽいうま味と鋭さがある。レモスコの「すっぱ辛い」という特徴のうち「辛い」は控えめでもうちょい効かせて欲しい。調味油のお陰で適度なしっとり感がある。あとレモンの香りでよくありがちなケミカル臭さが無いのは良い点。

具はキャベツと赤ビーマンで存在感は薄い。畜肉系の要素も少なく爽やかで健康的。その分ああ腹減った~という状況で食べても満たされる感じには乏しいかも。とにかくレモン!酸っぱい!しょっぱい!という要素に集中した感じであり、ある意味潔い。

国名 日本
ジャンル カップ焼そば
EANコード 4 901734 040552
会社名 サンヨー食品
製品名 瀬戸内レモン農園 レモスコ 塩焼そば
謳い文句 瀬戸内レモン農園と共同開発 すっぱ辛い! 瀬戸内レモン使用 レモスコパウダーに使用
調理方法 熱湯3分お湯切り
質量 Net97/麺85g
熱量 465kcal (1947kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量4.1g)
付属品 粉末ソース、調味油。かやく(キャベツ・ピーマン)は混込済
ノンフライ麺 ×
湯切り
細い角断面で表面は少しザラつくが、ベトつかずにサラッとした口当り、軽めの食感
汁・ソース 少し雑味がある柑橘系の酸味と塩気が強い、辛い刺激は弱い、粉末っぽい旨味と香り
具・その他 具は簡素、バランスは偏っているが、レモンの香りにケミカルっぽさが無いのは良い
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2021/06/01
賞味期限 2021/07/20
入手方法 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく
税込購入価格