No.6796はバングラデシュのPran Argo、Mr.Noodles Curry Flavour (Cup)。Mr.Noodlesというブランドは今までに何度か紹介してきたが実体が掴みにくい。製品の顔ともいえるロゴが複数あり、原産国や製造元の表記が無いものもある。
▲Mr.Noodlesロゴの書体がみんな違う
さらに違う種類の存在も複数確認済
今回の品はNo.6009の袋麺と同じ原産国・企業でありパッケージデザインの様式も同じだが、カップ麺のNo.6485は容器の構造や中身が異なり、原産国や生産企業の表示は無い(カナダの輸入代理店表示はある)。
Mr.Noodlesのブランドをどこかの企業が持ち、他の複数の企業が使用権を買って独自に即席麺の製造・販売をしているのかもしれないな。
食べてみて、安っぽい造りながらも健気に頑張っている印象。ついつい「頑張れ!」と応援したくなっちゃうよ。薄っぺら~いカレー風味だが嫌な味や香りはしないし、日本人でも駄菓子感覚のチープさを趣の一つだと達観できる人ならば十分に楽しめると思う。勿論生麺っぽいリアルな食感とか奥の深さなどを求めるのは全くのお門違い。
麺は細い角断面で、表面はやや凸凹して粗い舌触り。輪郭はハッキリしているが、柔らかめで気泡感がありコシも弱い。とっても安っぽいのだが、明るくて元気が良い印象でもあり、憎めない。リズムに乗ってテキパキと食べたくなるような麺だ。
スープは濁り感があるちょい辛のカレー風味。子供でも問題なく食べられる。味や香りの手数は少ないが、退屈しない程度の刺激と華やかさはある。チキンのうま味は人工的で強い。調味油のおかげで適度な力感や潤いも備わっている。具の乾燥野菜は鮮度が悪そうで(←これは私が購入後に早く食べないのが悪い)、さらに人参の青臭さも感じてしまう。
まあ個別の悪い点を挙げることはいくらでもできるけれど、食べていて明るい気分になれるのは結構良い性質であると考える。麺の食感が~、スープの化学調味料臭さが~、なんて細かなことをチマチマ考えず、カレーの匂いと揚げ麺の香ばしさに乗じてガンガン食べようぜ!と誘ってくるような製品だ。
国名 | バングラデシュ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 41165 11559 4(UPC) |
会社名 | Pran Argo |
製品名 | Mr. Noodles Curry Flavour (Cup) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net60g |
熱量 | 274kcal (1147kJ) |
Na | 0.45g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(キャベツ・人参・ねぎ)、調味油、フォーク |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面、表面は凸凹があり粗い、柔らくコシが弱い、安っぽいが元気が良い食感 |
汁・ソース | 薄めのカレー風味、辛さは弱く味や香りの手数も少ないが、退屈しない程度に華やか |
具・その他 | うま味は人工的、適度な力感あり、人参は青臭い、でも意外に上手くまとまっている |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/10/18 |
賞味期限 | 2020/10/31 |
入手方法 | 2019/07/13 Lautoka (Fiji) |
税込購入価格 | 1.95 FJD (≒98 JPY) |