No.6795はイトメン、魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味。今年の2月に発売された製品でアサリのだしが特徴であり、姉妹品としてしょうゆ(いりこ)としお(かつお)がある。
パッケージのグラフィックはアッサリした脱力系であり、女性の昼食用途がターゲットなのかな、と推測する。一方で消化能力が衰えて脂っこさや刺激が辛くなってきたオッサン(私のことだ)だって、時には体へ与えるダメージが少ない即席麺を食べたいと思うことがあるよ。
コンビニに並ぶ派手な製品とは一線を画す、大人の味覚に耐える即席麺が欲しいなあとオッサンは日々思うのだ。今還暦近辺の人達なら幼少の頃から即席麺に慣れ親しんでいるのだし。
食べてみて、見た目通りにアッサリした軽い味。確かに体へ与えるダメージは少なそうに思え、これは期待通り。疲れている時とか調子の悪い時、二日酔いの時などには丁度良いだろう。あと、良い意味と悪い意味の両面で「薄い」と感じて、欲を言えばもう少し潤いみたいなものがあればなあ、という気もしたな。しかしこの点は袋麺だから具の追加である程度カバーすることが可能。
麺は細い角断面。イトメンが得意とする無塩製麺のようであり、血圧や塩分過多を気にする人には安心である一方、粘りに欠けて軽い食感でもある。まあ後述するスープも軽い印象であり、製品としての統一感はとれている。
スープは濁り感がある茶色。魚介だしといっても魚より貝っぽいうま味が勝るが、あまりアサリの匂いという感じではなく、何となく粉末調味料らしさを意識する。味噌濃度は薄めで、こってりして重厚な味噌の味や香りは無い。乾燥の白味噌を主体とした香り付け程度という感じ。もちろん脂っ気は全然無く、辛い刺激もない。
とにかく麺もスープも体を侵食しないようなイメージて統一されており、この性質は時と場合によってはとても有難いものだろうと思われる。反面力感には欠け、力仕事の前の一杯には適さない。また薄めの味噌と貝のダシ(風)の味付けはちょっと個性的だと思う反面、しっとりとした深みなどは期待できない。
じっくりと真剣に向き合って味わうものではなく、サッと食べるのが似合っている。ベタベタせずに付かず離れず適度な距離感がある友人、という感じかな。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901104 133259 (5p:133242) |
会社名 | イトメン |
製品名 | 魚介と野菜のおだしらーめん あさりみそ味 |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net86/麺78g |
熱量 | 402kcal (1683kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.3+3.0g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面、イトメン得意の無塩製麺で、健康に良さそうな反面粘りに欠けアッサリ |
汁・ソース | 濁り感がある茶色、貝のうま味がするがアサリっぽくはない、脂っ気は無くスッキリ |
具・その他 | 味噌濃度は薄く粉末っぽい、辛い刺激なし、麺もスープも軽く、体の弱った時に良い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/10/16 |
賞味期限 | 2021/01/22 |
入手方法 | 2020/06/29 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 279 JPY / 5p |