No.6785はエースコック、ラーメンモッチッチ 野菜タンメンしお。今回の試食品は旧いもので、現在販売中のものはリニューアルされてデザインや栄養成分の値が若干異なる。
モッチッチは「真空仕立て麺」を必殺技とした焼そばとして2017年に登場。ウチでは三回試食を行ったが、揚げ麺のクセに待ち時間が五分と長いものの、名前通りモチっとして重量感がある麺は(エースコックっぽくなくて)なかなか良いと評価した。なので普通のラーメンにもこの麺を使って欲しいとこのBlogで繰り返し書いたもの。そしてその要望が遂に現実になった今、私には試食報告をすべき義務があるのだ!う~ん責任感のカタマリだなあ、俺って。
食べてみて、焼そばの印象を引き継いで麺の存在感が高い。太くはないんだけど「ここに麺あり!」って感じで、縦型カップの麺としては十分に個性的。また具の野菜が麺に負けないほどの主張があり、いい意味で競い合っている。その反動もあってスープがちょっと地味で類型的なようにも感じた。
麺はやや細めの長方形断面。表面には細かな凹凸があり平滑ではない。気泡感はなくまるでノンフライ麺のような緻密さがある。きちんとしたコシ・重量感・存在感があり、この点では焼そばを食べた経験から期待した通りである。
ただ汁ありのラーメンに展開され、欲を言うならばもう少ししっとりとしたふくよかさがあればなあと思った。なまじっか緻密さや重量感があるから、ふくよかさも同じレベルで備えて欲しいと思ってしまう。でもこの麺はまだ伸びしろがありそうでもある。
スープは透明感がある塩味で、野菜感の表現だろうか結構甘め。うま味はやや人工的で強くチキンの香りはあまり主張しない。脂っ気は無くアッサリ、辛い刺激は無い。味そのものは弱くはないが、割と類型的なタンメン味であり、調味油をもっと効果的に活かしたらいいのではと思った。
具はコーンとキクラゲの歯応えが結構リアルで良い。キャベツも多く野菜に満たされた感じがする。というわけで、製品全体では麺と具のはざまにスープが居るような印象を受けた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901071 246556 |
会社名 | エースコック |
製品名 | ラーメンモッチッチ 野菜タンメンしお |
謳い文句 | まるで、茹でたてのあのおいしさ 国産丸鶏だし、しみわたる |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net66/55麺g |
熱量 | 285kcal (1193kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.2+2.5g) |
付属品 | 調味油。粉末スープ、かやく(キャベツ・チンゲン菜・コーン・キクラゲ・人参)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | やや細めで表面は荒い、ノンフライ並に緻密で重量感が大、ややふくよかさに欠ける |
汁・ソース | 透明感があり結構甘めの塩味、旨味は強い、脂っ気は無くアッサリ、辛い刺激は無い |
具・その他 | コーンとキクラゲは食感がリアル、キャベツも多い、麺と具のはざまにスープがある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/10/01 |
賞味期限 | 2020/10/07 |
入手方法 | 2020/05/30 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 160 JPY |