No.6717はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Pollo。Gallina BlancaのYatekomoとイタリアStar社のSaikebonは兄弟のようなもの(実際はYatekomoが兄)だとこのBlogで繰り返し言ってきたが、今までそれぞれの試食はなるべく味が重複しないように配慮してきた。しかし今回の品はチキン味焼そば、SaikebonでもNo.6702で同じ味を採り上げている(スペイン語もイタリア語も鶏肉のことをPolloと表記する)。
▲No.6702イタリアStar社SaikebonのYakisoba Pollo
しばらく続いたこの二社の試食は、今回が手持ちの在庫の最後となり、〆としてそれぞれが同じものであることの確認としたい。
食べてみて、醤油ベースで鶏肉の匂いが強く漂う焼そば。日本のソース焼そばとはかなり異なる味だが、日本人が食べてもあまり違和感を持たないだろう。んでこれはNo.6702イタリアStar社のSaikebonと全く同じ中身であると断定する。ちなみに栄養成分の数値も一致している。
▲今回の試食品、No.6717スペインのYatekomo
▲No.6702イタリアのSaikebon
麺は扁平の角断面でエッジはシャープ。重量感や存在感があるが歯応えはやや単調。水の量は150mlという指示があるが、この通りにすると湯戻りする前に水分が蒸発し切ってしまいうまく作れない。これを回避するには水の量を220~250mlとして、こまめにかき混ぜる必要がある。日本の焼そばより製作条件がシビアだ。この辺は即席焼そば文化の歴史の長さに依るものなのかもしれない。
ソースはスッキリした口当りの醤油味。鶏肉のうま味や脂っぽさが強調されるもの。液体ソースなのでしっとりとした落ち着きがあり、上質感がある。辛い刺激は無いが、退屈な味ではない。
かやくとして人参やキャベツ等の野菜が入っているが、細かくて食べていて邪魔に感じることもある。鶏肉は繊維質の舌触りが結構リアル。
これらの印象は、No.6702イタリアStar社のSaikebonと一致するものであり、同じものだと結論付ける!ああ、やっと宿題をやり終えたような気分だよ。
そもそも製造はポーランドの味の素であろうし、スペイン向けとイタリア向けでわざわざ作り分けるようなことはしないのだろう。
国名 | スペイン |
ジャンル | 袋焼そば |
EANコード | 8 410300 356370 |
会社名 | Gallina Blanca |
製品名 | Yatekomo Yakisoba Pollo |
謳い文句 | |
調理方法 | 水気がなくなるまで炒める |
質量 | Net93g |
熱量 | 419kcal (1757kJ) |
Na | ~g(食塩相当量2.3g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(鶏肉・キャベツ・人参・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の扁平角断面、輪郭は明確、歯応えは単調だが存在感は大、作るのが少し難しい |
汁・ソース | スッキリした醤油味、鶏肉のうま味と脂の匂いが強い、辛い刺激は無いが退屈しない |
具・その他 | 鶏肉はリアルで野菜は細かい、日本人にも違和感無し、伊Star社のSaikebonと同一品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/06/07 |
賞味期限 | 2020/04/30 |
入手方法 | 2019/05/27 Motril(Spain) |
税込購入価格 | 1.00 EUR (≒123 JPY) |