No.6713は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Shrimp Flavor。米国の即席袋麺を代表する品と言っても過言ではないMaruchan Ramenの中でも、Chickenと並ぶ看板商品であるShrimp味。これは過去ウチで何度も採り上げている品であるが、前回の試食(No.4454)からはほぼ十年経っているので、定番製品の定例チェックという意味で食べてみた。
▲10年前のShrimp味パッケージ
ちなみにパッケージの調理例写真は三~四年ぐらい前からフォークが添えられるようになると同時にエビが器の外へ追い出されており、何か理由があるのかな?と勘ぐってみたりして。
食べてみて、平凡な海老風味の塩ラーメンである。突出する部分は何も無く、全体的に消極的で曖昧な印象なのだが、下手な主張をしないところが人々が安心して本製品を受け容れる要因なのだろう。味が物足りなければ調味料や具を追加すればいいのだし。米国におけるこの製品の購買層は学生などの若者だったりあまり裕福でない人達だろうと想像するが、こうした層の需要にうまく合致するのだろう。
麺は中太の角断面で、日本で言うなら昭和時代の袋麺といった感じの食感と品質感。輪郭はキチンとでており気泡感も無いが、歯応えは平凡というか単純。香りも良くは無いけど悪くも無い。
昔のMaruchan Ramenでは安っぽくて嫌な香りを感じることが結構あったのだが、最近食べたものではそのようなことはない。品質管理が良くなったのかな?と思う。
スープは濁り感がある淡い茶色で、僅かな醤油成分を感じる。まろやかというかボケたような口当りで、直接的に味の要素を感じることは少なく全てが緩衝材を通したようで、ちょっともどかしくもある。まあこのおかげで海老の香りやうま味が人工的なのもうまく緩和されているようだ。辛い刺激は無い。
具無しで食べるとやはりちょっと寂しい。嫌な味や香りはしないので、この製品はあくまでベースとして何かを付加して食べるのが良いだろう。日本で五個パック二百円ぐらいの袋麺の品質感は持っている。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 41789 00217 5 (UPC) |
会社名 | Maruchan Inc. |
製品名 | Maruchan Ramen Shrimp Flavor |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | 380kcal (1591kJ) |
Na | 1.58g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、輪郭は明確で気泡感も無いが、古風で平凡な食感、香りは悪くない |
汁・ソース | 濁り感がある淡い茶色、僅かな醤油の香り、マイルドというか曖昧、辛い刺激は無い |
具・その他 | やや人工的な旨味やエビの香りがまろやかさで緩和される、平凡さが最大の存在価値 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/06/02 |
賞味期限 | 2020/04/17 |
入手方法 | 2019/06/14 Montego Bay (Jamaica) |
税込購入価格 | 50.58 JMD (≒42 JPY) |