No.6698 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Sabor Gallina Criolla

No.6698はペルーの味の素、Aji-no-men Sabor Gallina Criolla。クレオールチキン味。これは米国南部ニューオリンズにおけるスパイシーな鶏料理のこと。

日本では味の素と即席麺は無関係のように思われるが、世界的には有力な即席麺メーカーの一つである。例えばタイでは現地のWan Thai Foods社と組んでYumYumブランドを展開し、ポーランドでも大きな生産拠点を持ちイタリアStar社のSaikebon・スペインGallina Blanca社のYatekomoブランドに関与する。ブラジルでは日清食品とタッグ組んで事業展開。そしてペルーでは2002年から即席麺の製造を開始する。

食べてみて、味の素ブランドからくる先入観や安心感からか?あまり中南米という地域を意識することもなく、日本の即席麺の価値観に照らし合わせても殆ど違和感を持つことはなく食べることができた。麺もスープも触感はやや鈍い感じだが、刺々しさが無く穏やか。味は和風ではなく洋風感覚で華やか。

麺は中太で存在感があるが、コシは弱くてもっさりした食感。弾力感とか歯応えを楽しむものではなく、確実に腹に溜まって、十分な満腹感を得るための麺である。

スープは黄色っぽく、麺からの澱粉溶出が多いのかややゴモゴモした濁り感がある。醤油成分等の和風っぽい要素は無い。塩分はやや強めだが、ブラジルあたりの即席麺と比べると穏やかな方。ちなみにパッケージの右上にある黒地に白抜き文字で書かれている「Alto en Sodio」というのはナトリウムが多いでっせ、という警告文。質量80gの袋麺でナトリウム量2.296gというのは日本の即席麺と大差ないレベル。(YouTube動画の表示は誤りです)

チキンのうま味はよく出ており、かつ自然な感じ。決して味の素臭くはない。ハーブの香りが効いており、複雑かつ華やかな洋風スープである。辛い刺激は全然無く、この点だけはちょっと物足りなさを感じた。

中南米を彷徨っている日本人が味の素のマークが入った即席麺を見付け、望郷の念に駆られて買って食べたとしても、そう大きな失望はしないで済むだろう。但し高級感は無いし、和食っぽい要素も殆ど無いが。

国名 ペルー
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 7 754487 001663
会社名 Ajinomoto del Perú
製品名 Aji-no-men Sabor Gallina Criolla
謳い文句
調理方法 ゆで3分
質量 Net80g
熱量 360kcal (1507kJ)
Na 2.296g
付属品 粉末スープ
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
中太でややモッサリした舌触り、コシもあまりないが存在感はある、匂いも悪く無い
汁・ソース ゴモゴモした澱粉質の濁り、鶏ダシや塩分が強いが自然、ハーブの香りが洋風っぽい
具・その他 和風っぽさは全然無いが、味の素の名前のせいか?日本人にとって違和感を感じない
総合評価 ★★2
試食日 2020/05/14
賞味期限 2020/04/08
入手方法 2019/06/16 Murakami隊長様よりいただく(1.29 PEN≒41 JPY)
税込購入価格